PEラインを使うに当たってショックリーダーとPEラインの結束は避けて通れないものです。
これって得手不得手がハッキリとしないですか?
実の所を言うと私は苦手です。
理由は簡単。
面倒臭いし何処をどういう感じて通してとかね、もぅ訳わからんというのが理由。
ナイトゲームでは暗い所で場合により風が吹き付ける所でラインが吹けながらノットを組まなければならないんですよ。
特に冬場の極寒の中で指先の感覚が無い中での結束はもはや拷問に等しい。
何度もやり直してノットを組むのにどれだけの時間が掛かるんだと言う領域ではありません?
私はそうなんです。
やっと組んで最後の締め込みでブツッと切れたり、とてつもない団子になってしまって組み直しかよ・・・と言う事も頻繁にある。
ましてや時合中なら時間との闘いですからね。
ノットの結び方と言うのは幾らでもあるんですが求めるのは簡単スピーディーに組めて尚且つ強度が伴っている結び方。
しかもナイトゲームと言う暗い中でが条件となります。
そんな都合のいい組み方はあるのか。
あるんです。
私が使っている結び方をお教えします。
実践ではライトゲーム~タチウオ・エギングまでは確認済みで全く強度に問題ありません。
【簡単ノットとは】
オンスタックルデザインの浦満晴(うらら)さんが紹介してた結び方です。
結び目が大きくなるのでガイドに巻き込まない方が良いとのアドバイスなんですが軽量ジグヘッドを使ったアジングやメバリングでは巻き込んでもそんなに気にならないですね。
恐らくジグヘッドの極端な軽さでキャスト時にトップガイドに掛かる負担がかなり軽いからだと思います。
1g前後で今の所はトラブルは全くありません。
只、タチウオやエギングでは仕掛けの重さも有りショックリーダーもラインも太くなるので当然に結束部分も太くなりますから絶対に巻き込まないで下さい。
《メリット》
・覚えるのが簡単でスピーディー
・強度が強い
・見た目がキレイ
・締め込みの時にラインが切れづらい
・夜でも比較的簡単に結びやすい
結束部分はこんな感じ。
アジング&メバリングでのPEライン0.3号・ショックリーダー1号の結束部分ですが結構スッキリとしてますよね。
【結び方】
見やすい様に毛糸を使ってご説明します。
緑がPEラインで白がショックリーダーとなってます。
PEとリーダーをこの方向で平行に合わせます。
PEに対して下にリーダーで輪っかを作る。
PE(緑)を中心にリーダー(白)を左巻きで三回巻きます
PEに対して上から下に三回ですね。
※白を巻く
ここでリーダーを引っ張って結びます
次にリーダーを中心にPEを巻くのですが指で空間を作って下さい
この空間に最後にPEを通します
ラインの状態はPEが下でリーダーが上です
指で右端に空間を作った状態をキープして右巻きでリーダーにPEを上から下に10~20回巻きます
巻く回数は狙う魚種に応じてやればいいのですが、タチウオらな20回巻いて下さい
巻きが多い程に結束が強くなります
私はライトゲームでも念の為に20回巻いております
※緑を巻く
巻き終わった状態
画像が分かり辛いかと思いますがリーダー(白)を中心にPE(緑)を巻いております
巻き終わったら先程の空間にPEを通します
先ずは通したPEの両端を引っ張って締め込みます。
※この時に摩擦熱を防ぐ為に湿らからしておきましょう
次にリーダーの両端を引っ張って締め込みます。
これで締め込み完了ですね。
締め込み終わったらこの状態
最後にPEとリーダーの端を切断
出来上がりです
仕上げにPEとリーダーを引っ張って切れなければOKです
【応用編】
フロートでのFシステムの場合
この時点でリーダーを長めに取って下さい
長さ的には15㎝~20㎝程になります。
後の手順は同じです。
最後に切るのはPEだけです。
【タチウオワインド用の結び目】
タチウオワインドにはPE0.8号・リーダー5号を使います。
リーダーが5号になると結び目もこの様に太くなり切れ端も硬く残ってしまいますのでキャスト時にはトップガイドに入らない様に気を付けないといけません。
【まとめ】
手順を簡単に申し上げます
①ショックリーダー(白)の結び目を作る
②PE(緑)を巻いて最後に輪っかに通す
③それぞれのラインを引っ張て締め込む
たったこれだけの作業です。
このオンスタックルの簡単ノットは結び方が単純で非常に簡単なので途中で訳分からなくなる事もなくボ~っとしながら結束しても出来ます。
それで以て強度も十分。
非常にお薦めするノットです。
タチウオやエギングでは仕掛けも重くなり結び目も太くなりますからガイドへの巻きは込みには注意して下さい。
後、フロート使用時もご注意下さい。
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