サヨリと言いう魚。
釣り人には馴染みのある魚ですが店頭に並ぶと意外と高級魚なんです。
40㎝程ある『ジャンボサヨリ』は高級料亭などに卸される事が殆どで店頭には先ず並ばない。
このサヨリをたらふく食べれるのも釣り人の特権でもありますね。
基本回遊魚でありますので群れで回って来なければシーズンと言えどかなかなに掛かっては来てくれません。
地合いを見逃さず一気に釣ってしまいましょう。
- 【釣れる時期】
- 【一般的な仕掛け】
- 【子供もOK‼ 簡単な使い易いタックル】
- 【ロッド】
- 【リール】
- 【ライン】
- 【仕掛け】
- 【針】
- 【撒き餌】
- 【刺し餌】
- 【釣り方】
- 【針外し】
- 【サヨリを食す】
- 【まとめ】
【釣れる時期】
神明間では意外と一定のシーズンを覗いて1年の半分以上のシーズンで狙える魚種です。
但し、シーズンに寄り個体の大きさは違ってきます。
《春~初夏》
この時期はホンダワラなどの海藻に産卵をする為に接岸して来ます。
この時は卵持ちのサヨリを狙う事が出来ます。
《夏~秋》
ふ化したサヨリが成長してくる時期。
いわゆるエンピツサヨリと呼ばれる小さいサヨリです。
このサイズは数釣りが楽しめますね。
普通サイズのサヨリとエンピツサヨリの大きさの違いはこの位違います。
《11月~2月頃まで》
大物のシーズンと言えます。
いわゆるジャンボサヨリを狙えるシーズンとなります。
真冬にしか釣れないサイズですなので頑張って釣ってみましょう。
この様にサヨリは極寒の時期以外は比較的に狙う事が出来る魚種です。
【一般的な仕掛け】
接岸して来れば磯や堤防から延べ竿で簡単な仕掛けのウキ釣りで狙う事が出来ます。
遠投だと磯竿で投げてコマセを投げ入れて狙います。
一般的な自作仕掛けだと大概はこのような仕掛けとなります。
何だか面倒臭そうに思えませんか?
飛ばしウキも結構なお値段します。
更にコマセを巻かなければなりません。
と言う事はコマセを巻く為にバッカンとスコップ(杓)も必要になって来る。
そして何より磯竿を使う。
1号前後のしかも5.3mの磯竿は穂先が柔らかく魚の引きを存分に楽しめる竿です。
私も5.3mの1号と2号を所持しており非常に大好きな竿です。
何故に5.3mもある竿を使うのかと言うと遠投が出来るんですね。
簡単に遠くに仕掛けを投げ入れる事が出来るんです。
しかし、混雑している神明間の釣りポイントでは長すぎて非常に邪魔になる。
私も数回使てみましたが1号前後の磯竿は穂先が細すぎて泳いでしまいナイロンラインが穂先に巻き付いてしまう事もしばしば。
考えてみて下さい。手元から5.3m先の穂先の絡みを解くんですよ。
狭い空間では非常にやりにくい。
これはストレスとなりましたね。
何より仕掛けを作る時にラインを通しながら5.3mの竿を出さなければならない。
小さく沢山あるガイドを狭い場所で一直線にするのも至難の業。
背後に距離が無く障害物があるポイントではキャストするにも一苦労。
そしてファミリーフィッシングとしては子供がキャスト出来ず扱いが難しい。
この磯竿を使う場合は人が少ない広い釣り場や磯場でやるのが一番。
【子供もOK‼ 簡単な使い易いタックル】
もっとコンパクトにしっかりとキャストが出来て簡単な仕掛けは無いものか。
何より子供にもキャストする事が出来る釣り方は無いか。
あります。
色んな概念を除いていけば簡単にサヨリ釣りが出来ます。
子供にも簡単にキャスト出来て釣る事も可能です。
この様に当時6歳の息子でもこの通り。
それではご説明しましょう。
【ロッド】
ロッドは並継のシーバスロッドか万能ルアーロッドを使います。
振出竿では面倒です。
ロッドのパワーはML(ミディアムライト)が使い易い。
固いとアタリが取りにくく柔らかいと仕掛けが投げ辛くなります。
長さは8.6フィート以上。
これは仕掛けの長さに関係して来ます。
短すぎると投げ辛くなります。
《お勧めロッド》
シマノ スピニングロッド ルアーマチック S86ML 8.6フィート
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並継なので狭い場所でもセッティングが簡単。
8.6フィートのロッドを子供が使うとこのような感じ。
子供にはこれ以上長いと使い辛くなります。
【リール】
2000番リールか2500番リール。
どちらでも構いません。
ロッドとのバランスを考えたら2500番となりますがそれ程気にする事はないでしょう。
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 15 レブロス 2000 955713
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【ライン】
ナイロンライン2号~3号。
私的にはPEラインを使いたい所ですがこのPEラインを使うに当たっては欠点があります。
それはショックリーダーを結束しないといけない事。
子供がキャストする時にPEラインとショックリーダーの結び目がガイドに入ってしまいロッド破損の可能性もあります。
更に仕掛けの長さに影響して来ますのでショックリーダーがいらないナイロンラインがオススメです。
どうしてもPEラインを使う場合は仕掛けに合わせてショックリーダーを短く結束して下さい。
重さのあるコマセカゴを投げ入れますので細すぎると切れてしまう事もありますのでそこそこの太さが有る方が安心感はあります。
PEラインは1.2号前後を使うといいでしょう。
ショックリーダーはフロロカーボンの2号以上。
【仕掛け】
手作り仕掛けも良い物ですが何よりサヨリ仕掛けは面倒臭い。
シモリウキ以下の仕掛けが軽いせいで道糸が膨らんで固定シモリウキがしっくり来ないんですよね。
しかしご心配はいりません。
今は簡単なサヨリ仕掛けが売っております。
これの良い所はロケットカゴから流れ出る撒き餌の量を調整出来る所。
クルクルと回せて穴の大きさが調整出来ます。
潮の流れ加減やサヨリの群がり加減で調整しましょう。
更にスーパーボールの重さと撒き餌が入ったロケットカゴの重みで子供にも楽に遠投が出来ます。
そして極めつけは針の交換が簡単。
毎回結び直さなくていいんです。
ハリス止めに咬ませるだけでOK。
手返し良く針の交換が出来てしまう。
又、この仕掛けは使い捨てでは無く何回も使い回せるのでかなりオススメ。
この様にしまって置いて私は1年以上使い回してます。
使った後は水道水に暫く浸して塩分を抜いておく事をお勧めします。
そうしないとサルカン部分が錆びて来ます。
末永く使うには使用後のメンテナンスは必要ですよ。
ささめ針(SASAME) W-733 オ!サヨリOK飛バシ用 M 1
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《仕掛け図》
この様な仕掛けとなっております。
コマセは『ロケットカゴ』に入れるだけ。
ここで注意して頂きたいのが全体の長さ。
8.6フィートのロッドは手元のガイドから穂先のガイドの間の長さが1.6m程しかありません。
サヨリ仕掛けの全長は97cm。
このガイド間にちょうど収まる長さになりますがロッドが短いと収まらなくなります。
長く垂らすとキャストし辛くライントラブルや最悪はロッド破損にも繋がってしまいます。
なのでロッドの長さは8.6フィート以上必要なんです。
PEラインを使う場合は通常50~60cm程のショックリーダーを結束しますので当然に長さがギリギリになってしまいます。
垂らしが長いと非常にキャストし辛くキャスト時に仕掛けが絡まってしまいます。
間違っても結束部分をガイド内に入れてキャストしないで下さい。
結束部分がガイドに引っ掛りライントラブルやロッド破損にも繋がります。
なのでPEラインの使用はやって出来ない事はないですが余りお勧め出来ません。
どうしてもPEラインを使う場合は垂らしの長さと相談してショックリーダーの長さを調整して下さい。
私もPEラインでする事もありますが垂らしが長くなる分やはりライントラブルは多くなります。
大抵はキャスト時に仕掛けが絡まってしまう事が多い。
飛距離も出てアタリの感度は絶対にPEラインがいいんですけどね。
【針】
サヨリ仕掛けを買うとハリス付きの針が1本付いてますが必ずサヨリ針を一袋は用意しておきましょう。
サヨリは小さい鋭い歯を持ってますので針を飲み込まれた場合に針を外す時にハリスが切れてしまう事が多い。
なので予備の針は必要です。
一袋に7本程入っているので一緒に購入しておきましょう。
このサヨリ用の針も数種類あります。
オーソドックスな針を選べば間違いはありませんが、やはりその時の状況により使い分けが出来れば釣果は伸びます。
詳しくはこちらの記事にまとめてありますのでご参考にして下さい。
【↓↓↓サヨリ針の使い分け↓↓↓】
【撒き餌】
オキアミブロックを使います。
このまま使うとアッと言う間に無くなってしまいますので非常に不経済。
なのでかさ増しをします。
お勧めは何処でも安く手に入れ易いパン粉。
米ぬかでも結構です。
これをアミエビに混ぜます。
この様にすればアミエビブロック(小)でもかなり持ちます。
【刺し餌】
基本はオキアミの極小サイズ。
メーカーにより『サヨリ用』で売ってる物もあります。
しかし、オキアミは非常に餌持ちが悪い。
キャストの振動で外れたり波に流されて外れたりと非常に外れ易く毎回仕掛けを巻き上げる度に餌を付けなければなりません。
しかもかなり小さいので針に刺し辛い。
私のお勧めはイカの切り身。
米粒大に切って針に刺します。
刺し方はチョン掛けで十分です。
これが非常に餌持ちが良くサヨリが釣れても針に残ってる事があります。
恐らく一日やっても10粒も要らないのではないでしょうか。
それ位に持ちます。
余れば持ち帰って冷凍保存。
何回も繰り返して使えます。
他にはハンペンもいいですよ。
ストローで刺してくり抜いた物を小さく切って針に刺します。
【釣り方】
このサヨリ釣り仕掛けはくくりから言うとサビキ釣りとなります。
コマセを巻いてサヨリを寄せて来て針に掛ける。
なのでキャストしたらロケットカゴのコマセを撒く為に大きくシャクリを数回入れます。
《アタリの見方》
サヨリと言うのは群れで動いて来ますので集まるとコマセに群がりナブラが出来ます。
そうなれば勝手に仕掛けを引っぱってくれるのですぐにわかりますがそうでない場合。
どこで見るのかと言うと仕掛けに付いている2つのシモリ浮きで見ます。
このシモリ浮きは1つは固定されててもう1つは遊動となっております。
この二つのシモリ浮きが離れると掛かってます。
サヨリに針が掛かり逃げてる最中です。
キャストした後は仕掛けが何処に着地したのかしっかりと見ておきましょう。
シモリウキを見失った時はラインの張りを注意して見ておきましょう。
掛かると引っ張られる感触があるはずです。
【針外し】
サヨリは針を飲み込んでいる事が多いです。
必ず針外しは用意しておいて下さい。
安い物で結構。
100均にも売ってあります。
この時になるべくハリスを口に擦らないように。
簡単にハリスが切れてしまいます。
【サヨリを食す】
やはり刺し身は外せません。
サヨリは足が早い魚です。
刺し身で食べれるのも釣り人の特権でもあります。
しっかりとクーラーBOXで冷やして持ち帰りましょう。
ワサビ醤油でもいいですが酢味噌も意外に美味しいです。
大きいサイズは王道として塩焼きに。
エンピツサヨリは一夜干しにすれば骨まで美味しく頂けます。
お酒のあてにピッタリですね。
【まとめ】
サヨリ釣りの王道はやはり細目の磯竿で釣るのが一番の醍醐味を味わう事が出来ます。
細い竿でサヨリの引きを味わうのは何とも言えない心地よさがある。
アタリもとても取り易い。
しかし、これでは大人の釣りとなってしまいます。
なのでファミリーフィシングで楽しむ為に子供でも出来る釣り方をまとめてみました。
群れの回遊が回って来ると遠くに飛ばさなくてもほんとに手前で釣る事が出来ます。
一般的には磯竿ではなく延べ竿で釣ったりもします。
そうなれば余り仕掛けを飛ばす事の出来ない子供もサヨリ釣りが楽しめる事が出来ます。
遠目にいるのであればキャストをしてあげて後は子供に託すといいと思います。
サヨリの引きは子供にとって楽しい感触となるでしょう。
是非にファミリーフィッシングでサヨリ釣りを楽しんで頂きたい。
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