ナマコに対して皆さんは どのような印象を持たれてるのでしょうか。
私の周りでは食す人は殆どいません。
我が家でも食べるのは私だけ。
話しを聞くと食べた事が無いが見た目がダメと言う方が殆どなんですよね。
このナマコって中国では高級食材なんですよ。
乾燥させて水で戻して調理するみたいですが。
日本近海でも密漁の的となってて最近は数もかなり減っている生き物なんです。
釣りをしていても狙って釣れる物でもありません。
引っ掛かって来ちゃったと言うのが殆どだと思います。
折角の高級食材が引っ掛かってくれたのですから一度食べてみてはどうでしょうか。
ナマコ
日本には200種程のナマコが生息しており食用となるのはマナマコなどの約30種類です。日本で主に食用とされるマナマコは体色からアカ・アオ・クロの3種。その中でスーパーなどに売られている種類で一番価値が低いのがアオナマコ。
旬は初冬で日本では酢の物として食べる事が殆ど。又、腸などの内臓を塩辛にした「このわた」は日本三大珍味の一つとされております。
ナマコを扱う時の注意点
ナマコは手で触りすぎると触れた部位が溶けてきます。最悪はお腹に穴が開くまで溶けてしまいます。
生物学的にどうしてこの様な事になるのか私にはわかりませんが、手の熱でなのか触られる事のストレスでなのかなと思っております。
従って釣ったら海水を入れた袋の中に素早く入れて下さい。
物珍しさから手の中でもてあそんでいるとドロドロに溶けてしまいます。
捌く時も素早く捌く様にしましょう。
ナマコの捌き方
溶けない様に手早く捌いて行きましょう。
この様に海水を入れた袋に入れてから持ち帰ります。
手早く水で洗います。
ナマコにも背中とお腹があります。
柔らかい方がお腹になります。(こちらはお腹)
両側を切り落とす
ちなみにひっくり返してこちらは背中になります。
ポツポツと突起物がありますので見た目でもわかります。
お腹に包丁を入れて開きます。
背中まで貫通させない様に注意
内臓が出て来ますので取り除きます。
左端にボツボツとした所がありますがこれは触手の部分。
これもキレイに削り取ります。
丁寧に水洗いしてこの様な状態に。
触りすぎると表面が溶けて来るので手早く済ませます。
背中を上にして切って行きます。
この切り方は人により違います。
ザク切りにしたり角切りにしたりと好みにより様々です。
私は薄切りにした方が好きなのでその様に切って行きます。
ここで注意する事は切る時に指で押さえ過ぎたり触り過ぎるとその部分が溶けて行きますので手早く切って行きましょう。
ナマコは滑るので手を切らない様に注意して下さい。
レシピ
器に移します。
この後に味を付けるのですがこれも好みになります。
大抵はポン酢を掛ける事が多いと思いますが私はレモン醤油。
タップリと浸る位に絞ります。
これは私的にはレモン汁での殺菌の為でもあります。
この位にヒタヒタします。
そして醤油です。
これも好みで入れる量は調整しましょう。
出来上がりです。
ナマコの風味を楽しみたいならすぐに食すと美味しいです。
冷蔵庫で一晩寝かせると身が締まって食感も良く更にレモン醤油が浸みて違った美味しさが楽しめます。
まとめ
ナマコは簡単に捌く事が出来ます。
見た目のグロテスクさから敬遠されがちですが見た目と違って独特の風味とコリコリとした食感がクセになります。
間違って釣れてしまった時は物は試しに食べてみて下さい。
新しい食の世界が広がるかもしれませんよ。
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