そろそろ待ちに待ったタチウオのシーズンとなります。
昨年は7月初旬から神戸沖堤やポーアイ沖堤、陸っぱりでは兵突での釣果が出始めました。
神戸空港ベランダのタチウオ初釣果は7月15日でしたね。
今年は何だか例年より遅れている感じですがその内に回って来るでしょう。
私はシーズンイン前に必ず1シーズン分のワインドタックルを買い揃えておきます。
これはシーズンインすると品薄状態にになるから。
更にその後は中々に入荷しません。
早い話がロストしなければ毎年買い足さなくても済む話なのですが私がタチウオに通っている神戸空港ベランダは根掛必須のポイント。
仕方がないですね。
余ったら来年に使えば良い事ですから少し多目に買い揃えて置いてもいいですね。
今年は明石方面にワインドをしにい行ってみようかとも思ってます。
タチウオ釣り
タチウオ釣りにも様々な釣り方があります。
・ウキを使った餌釣り
・ルアーと餌釣りが融合したテンヤ釣り
・ジグなどを使ったルアー釣り
・ソフトワームを使ったワインド
様々な釣り方でタチウオを狙う事が出来ます。
去年はソフトワームとテンヤ釣りを融合させた『フラップ釣法』と言うのも考え出されました。
この中でもメジャーな狙い方はソフトワームを使ったワインドではないでしょうか。
このワインドをするに辺り幾つかのパーツを買い揃えないといけません。
今回はそれをご紹介します。
タチウオワインドに使うパーツ一式を揃える
ワインドをするには5つのパーツを揃えなければなりません。
ライトゲーム用と違い各パーツが大きくなり費用も掛かりますから根掛かりロストをした時にはかなりの精神的ダメージを食らいます。
ロストだけは極力避けたいものです。
《パーツ》
・ヘッド
・ワーム
・アシストフック
・ワイヤーリーダー
・ケミチューン
この5種類。
これらを使ってタチウオを狙います。
ヘッド
オモリになる部分でフックとのセットになってます。
重さも数種類ありますが基本となるサイズは2/1オンス(15g)となります。
後は狙う水深や潮の流れの速さに応じてサイズを重くしたり軽くしたりしましょう。
大抵は2/1オンス(15g)と8/5オンス(18g)の2種類を用意すれば賄う事が出来ます。
ヘッドの色も様々でメッキや艶消しやグローなど多種類あり、日がある内はメッキ系を夜はグロー系を使うと効果的。
尚、フックは取り替え可能でフックサイズはトレブルフック#2となります。
ワーム
ソフトワームになります。
大抵はヘッドを刺せる様に断面に穴が空いており、この穴はメーカー事に微妙に大きさや深さが違っていますので使うヘッドのメーカーから発売されているソフトワームを使う事をオススメします。
タチウオを狙うソフトワームの大きさは基本90mmとなりますがタチウオの大きさや状況に応じてサイズを変えましょう。
私はオンスタックルのマナティを使っているのですが使うサイズは90mmと75mmの2種類を使います。
タチウオが小さいベルトサイズばかりの時やバラシが多い時などは75mmを使う様にしてます。
反対にドラゴンをピンポイントで狙う場合は専用の123mmの大きいサイズもあります。
カラーも各メーカーからかなりの種類が出ていてどれを選んでいいか分からなくなりますが私が思うに好きなカラーを選べばいいと思います。
オススメとしては基本カラーの白系とグロー系の2種類、物足りないのであればピンク系とオレンジ系を追加するのがオススメ。
最近はルミノーバのワームも出ております。
ナイトゲームではこれ一種類で攻めるのもいいかと思います。
アシストフック
メインフックに取り付けます。
これは使わなくてもいいのですが使う事により釣果は確実に上がりバラシ回避出来がます。
タチウオに掛かるフックはメインフックよりもこのアシストフックに掛かってる事が多いです。
なので出来るだけ装着しておきましょう。
別名サーベルアシストとも言いますが、これも幾つかのメーカーから出ておりまが
メーカーによりフックの太さや大きさが違います。
ワイヤーリーダー
タチウオの歯は尖っててとても鋭いです。
この牙にリーダーが当たると切れてしまう事があります。
又、タチウオは補食するのが大変にヘタクソな魚でリーダーに当たる事もしばしば。
それを防ぐのがこのワイヤーリーダーです。
ショックリーダーとスナップの間に取り付けるのですが、これを使う事には意見も様々で、『着ける事によりソフトワームをダートさせ辛い』と言った意見もあります。
私は当初は使っていたのですが今は使っておりません。
やはりワインドをしてて私的に違和感を感じたのが理由ですが今の所はショックリーダーのみで切れた事はありません。
これはサイズ的にドラゴンサイズが掛かった事が無いからなのか運が良かったからなのか分かりませんが、恐らくドラゴンサイズとなれば口も牙も大きくなるので切れる事があるのでしょう。
しかし、1ゲームが終わってショックリーダーを触るとザラツキがあるので牙は必ず当たっております。
なので毎ゲーム事にショックリーダーは取り換える様にしてるのですが、恐らく1度切れる経験をすると次からはワイヤーリーダーを付けると思います。
このワイヤーリーダーも幾つかのメーカーから出ており太さも様々となります。
ワイヤーの長さも数種類ありますがサイズは75mmが使い易くオススメです。
ケミチューン
ソフトワームに刺し易い様に先がドリル状に尖っているケミカルライトですね。
ナイトゲームをする時にワームを発光させる為の物です。
タチウオは発光する物に敏感に反応しますのでナイトゲームには必須のアイテムです。
ワームの前側面にヘッドを差し込む穴が開いていますのでその下辺りにねじ込みます。
差し込むとこの様に光ります。
最近はルミノーバのソフトワームが出ております。
この様にUVライトをあてると蓄光発光してくれますのでケミチューンを使う必要はありません。
ケミチューンも使い捨てですので毎回使うとケミチューン代もかさんで来ます。
ルミノーバのソフトワームを使う事でケミチューン代が掛かる事が無くなりますのでお財布には大変優しいワームです。
セッティング
この4点を繋げて行きます。
《メインフックにアシストフックを取り付ける》
トレブルフックにはフックが3つあります。
取り付けるフックはトレブルフックを引っ張って『スプリットリング』を水平にした時に一番上にあるフック。
ここに取り付けます。
アシストフックのゴム管(長い方が下)を差し込んでフックの先に対して平行になった所で時計回りに3回ねじ込む。
最後はアシストフックの針先が下に向くように。
※回し過ぎるとワイヤーが切れるので注意
この様な状態になります。
《ワームにヘッドを刺し込む》
ワームに空いている穴に差し込んで行きます。
ナイトゲームの場合はこの時にケミチューンを前以て差し込んでおきます。
《メインフックをワームに刺す》
フックを引っ張てピンと張った状態でワームの真ん中にアシストフックが装着されているフックを差し込みます。
【ここで気を付ける事】
どうしても見た目的なのかこの様にアシストフックを真っすぐに着けてしまいがちだかこれは間違い。
この様に角度を付けなければいけません。
タチウオは下から落ちて来るワーム(フォール時)目掛けてアタックして来ます。
当然にフックは下向きでないと掛かりが悪くなります。
《ワイヤーリーダーを取り付ける》
《完成》
この装備一式を作る費用はこの1つだけで約1100円程掛かっております。
これにケミチューンを使うと約100円プラス。
かなり高価な物になりますよね。
一番安くあげるにはワームをルミノーバ使用でケミチューンは使わない様にしてワイヤーリーダーも使わない。
これだと約750円位で済みます。
ワイヤーリーダーが結構高い。
この様に値段で見てみるとロストするのが怖くなって来ます。
ワームの変え時
何回か使っている内にワームはこの様な状態になります。
タチウオの鋭い牙でズタズタに切り裂かれてしまいます。
又、フックを差し込んでいる所も裂けてキャストする度にフックがすぐに抜けてしまう事もあります。
ロストするまで無傷で使い続ける事は無理ですのでこの様になったら迷わずに新しいワームへ交換をしましょう。
タックル
《ロッド》
出来ればワインドロッドが好ましいですね。
やはりワインドをする為に作られておりますのでかなり楽にシャクれます。
代用としてはエギングロッドやシーバスなどの万能ロッドでも大丈夫。
ロッドパワーは『M(ミディアム)』が使い易く万能ロッドでは『ML(ミディアムライト)』がオススメ。
全長は8.3ft~8.6ftが使い易くオススメです。
《リール》
2500番クラスのリール。
シマノで言うとC3000のサイズ。
《PEライン》
0.8号で150m~200m巻き
ライントラブルなどで切る事も良くある事ですので出来れば200mを巻いた方が安心して長く使えます。
《ショックリーダー》
フロロカーボン5号で長さは80㎝。
細いと牙で切られ易くなります。
タチウオワインドのアクション
オンスタックルデザインの浦満晴さんが詳しく解説してくれてます。
これ以上の解説はないのではないかと言う位に詳しく解説してくれてます。
是非に参考にして頂きたい。
まとめ
以上のタックルでタチウオをワインドで狙います。
タチウオは日中でも夜でも狙える魚種になります。
夜は必ずケミチューンを使って下さい。
又、ルミノーバのワームを使うとケミチューンはいりませんがUVライトが必要となりますのでお忘れ無く。
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