7ft前後のチューブラーアジングロッドと言うのはエサ釣りも含めライトゲーム全般に使い回せる便利なロッドなんです。
今までは同じメーカーの『クロステージCRX-T692AJI』を使ってまして張りがありとても気に入ってるロッドで5年程使ってたんですが、そろそろワンランク上のロッドに替えてみようかと。
昼は餌釣り夜はナイトゲームとフロートやエギやオモリなど重さがある物を投げてますので拘る所はやはりティップの張り。
色んなメーカーで探してみたんですが中々に予算も含めてお眼鏡に叶うロッドが無く行き着いたのがこのロッド。
実際に店舗で触ってみたら張りのある良い感じのロッドだったので購入しました。
【トリプルクロス】
シャープなフィーリングや感度・軽さが重要なアジ&メバルロッドにおいて、クロス(カーボン)の重要性は非常に高くなります。新トリプルクロスは、その名の通り、3つの特徴あるカーボンで高次元に融合でキャスティングゲームにおいて多いく貢献しております。メインクロスには縦方向をメインに中・高弾性カーボンを採用、バット部には操作性に優れロッドの「暴れ」を防ぐ4軸カーボンと、カーボンテープで締めこむ事によるトルクフルバットパワーを実現したクロスフォース製法を搭載。ブランクセクションの応じた最新の製法が新トリプルクロス~TCXシリーズ~の進化となります。ガイドは定番となったSICリングの薄型最新モデル[SIC-S]を採用。軽量化によるロッドブレを軽減や、大口径化による飛距離のアップに貢献しています。
・ メインクロスには縦方向をメインに中・高弾性カーボン
・バット部には操作性に優れロッドの「暴れ」を防ぐ4軸カーボン
・バット部をカーボンテープで締めこむ事によるトルクフルバットパワーを実現したクロスフォース製法
この3つで名前の由来であるトリプルクロスとなっておりますね。
【ブランクデザイン】
クロスフォースと言うのはクロステージにも使われていて1~3層にそれぞれ横・縦・横方向に繊維を巻き強度を安定させて、更に外装をX状にダブルテーピングを施し締め上げて補強するネジレに強い製法なんです。
更にトリプルクロスではバット部分に4軸カーボンを採用。
これらの4軸カーボンをはじめ3種類の優れたカーボンを最新の製造技術により高次元で融合したのがこのブランクなんです。
【ガイドコンセプト】
ガイドは定番となったSICリングの薄型最新モデル[SIC-S]を採用して軽量化によるロッドブレの軽減や大口径化による飛距離のアップに貢献しているそうです。
【スペック】
ソリッドティップでは味わえない操作性の高さがチューブラータイプの特徴です。このレングスは細かくルアーにアクションを与える為に開発されたものです。わずかなバイトも逃さない高感度ブランクを一度経験すればきっとヤミツキになるでしょう。ジグヘッドリグだけでなく、プラッギングやマイクロジグにもピッタリです。
出典:メジャークラフト トリプルクロス ライトゲーム
これはクロステージと全く同じスペックとなりますが、あまり参考にしない方がいいですね。
ちなみに入門ロッドの『ファーストキャストFCS-T682AJI』とも全く同じなんです。
これは、あくまで数字上の物であって操作性は別物です。
ロッドを買う時は必ず
実際に触ってみる‼
これに尽きます。
私的には触った段階で合格でした。
【概要】
包装はこんな感じで折りたたみ式になってます。
ロッドを守ると言う観点ではいいのですが私的には非常に面倒くさい。
ブランクのカーボン部分ですがグリップの上の部分に入ってます。
手前に4軸カーボンで次いでクロスフォースとなってます。
カーボンはここだけではありません。
バット部分にも4軸カーボンが入ってますね。
このバット部分って負荷が掛かるようには思えないんですが入る事でどのように変わるんでしょうかね。
リールシートはこんな感じ。
ナットは上から締め込むタイプになってます。
これってゲーム中にナットが緩む事がないので私の気に入っているパーツでもあります。
底にはエンブレムが入ってます。
使っている内にポロリと取れる事ってないんでしょうかね。
SICリングの薄型最新モデル[SIC-S]という事なんですがティップ部分はこんか感じです。
この[SIC-S]は従来のSiCガイドの[SiC-J]の進化版。
SiCリング(シリコンカーバイド)の特長である硬さと滑りの良さはそのままに、薄型化することで約9%の軽量化(ガイド9個のバスロッドの場合)を実現。
また、ガイドと糸の接触面を平滑なデザインにすることで、摩擦抵抗の少ない形状に進化させた物なんです。
新型と言いましても4年程前に出たモデルです。
ティップの太なんですがクロステージに比べて若干細くなってますね。
全体的にも細くなってます。
大概は細くなると柔らかくなる事が多いんでがこのトリプルクロスは全く物ともしない。
かなりの強度と粘りがあります。
この細さでこの張りは感動を覚えますね。
私はフロートでは7.5g~10g、エギでは2.0号~2.5号、餌釣りのオモリは2号を投げますが、この張りだと全く問題なく使えると思います。
ロッドの自重なんですが71.55gとなります。
これは思っていたより重い。
クロステージより重さがあります。
クロステージは69.92gなんですよね。
差は1.63gと僅かな差なんですがブランク自体はクロステージより細いのに重いんです。
この差はどこで出ているのかと考えたんですがリールシートの重さではないかと。
見比べてみるとこの差です。
トリプルクロスの方が長く太いので恐らくこの差なのではないかと思います。
底の部分にエンブレムが入っているのも多少の影響はあるかも。
バット部分に重心が来ているのであれば1.63gの差は全く問題は無く、むしろバットに重さがあり太く握り易いのでロッド自体はクロステージより軽く感じられるのではないでしょうか。
【まとめ】
今まで使っていた『メジャークラフト クロステージCRX-T692AJI』と同じ張りのあるアジングロッドで15000円以内のロッドを探していたんですが、この価格となると私の条件に合うロッドが本当に無い。
予算を上げればいくらでも見つかるんでしょうが上を見ると切りがありません。
今回、色々と調べて触ってを繰り返したんですが殆どのロッドは魚が掛かった時のロッドの性能を押し出しているように感じますね。
基本的にアジングロッドですからアジを狙う物で軽いジグヘッドを使う事になりますのでライトエギングのエギや餌釣りでのオモリを付けてのキャストと言うのは余り考慮されてないのでしょうね。
その様に考えるとメジャークラフトのロッドは選択枠が多くオールマイティーに考えてくれてるメーカーだなと思いますね。
といいましても今回、同じメジャークラフトの中でもクロステージ以下のロッドは同じスペックでもロッドの張りが私的には全くダメでした。
予算に合わせてそれなりのロッドと言う感じですがある意味分ロッド選びに分かり易いメーカーだと思います。
私の様にあらゆる釣りに使い回すアングラーにはこの『トリプルクロス TCX-T682 AJI』はお勧め出来るロッドだと思います。
実際に使ってみた感想ですがビックリする位によく飛びますね。
フッキング時のティップのしなりも粘りがあり感触が良いものでした。
さすが『クロステージCRX-T692AJI』よりランク上の機種です。
価格的に入門としてはやはり『クロステージCRX-T692AJI』と今のところはこの二択じゃないでしょうか。
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