ここ近年のエギの進化には目を見張るものがあります。
各メーカーが競って次から次に最新の装備を備えて出している状況ですね。
カラフルなカラーに加えてグロー・ケイムラとかなりの種類となりますが、皆さんはどのようにエギを選んでいるのでしょうか。
せっかくお金を使い購入する訳ですからそれなりの釣果は欲しいものです。
その為には購入するエギの性能を分かっていないと話しにならない。
数多くあるエギもその場に応じて使うからこそ釣果は出る物となります。
そんな中で私がエギに於いて信頼している『YAMASHITA』と言うメーカーなんですが『YAMASHITA』程イカに関して科学的に取り組んでいる所はないのではないかと言う程データーが豊富です。
その中で作られるエギですから当然に私の信頼は厚い。
その『YAMASHITA』で『エギングラボ』と言うYouTubeチャンネルが始まりました。
その中で今回はケイムラカラーについての内容をまとめてみました。
- 【ケイムラという名称はYAMASHITAから生まれた】
- 【ケイムラの発光メカニズム】
- 【ケイムラが有効なシチュエーション】
- 【曇りの日は効果がないのか?】
- 【ケイムラカラーを夜に使った時の効果は?】
- 【ケイムラの弱点とは】
- 【おさらい】
- 【まとめ】
【ケイムラという名称はYAMASHITAから生まれた】
今でこそケイムラと言う言葉は釣り業界では当たり前の物となっておりますが、ケイムラの誕生はYAMASHITAが発祥と言うのは知りませんでした。
YAMASHITAでケイムラが初めて採用された釣り具はエギではなくタコベイトだそうです。
衣服に使う漂白剤には光を吸収して白く見せる素材が入っているのでそれをタコベイトに使ってみたら水の中で光を受けてよく光ってたので採用したそうです。
エギに関してはここ5年程前から使われ始めたらしく本当に最近ですね。
これってYAMASHITAが特許を取ってたら今の釣りメーカーはどのようになってるんでしょうね。
【ケイムラの名前の由来】
知っている方も多いともいますが、ケイムラと言うのは『蛍光ムラサキ』から来た造語。
蛍光と言う光る機能がムラサキっぽく光ると言う事で『蛍光ムラサキ』で略してケイムラ。
【ケイムラの発光メカニズム】
発光系には夜光・グロー・ケイムラとありますが明確に違う所はボディの透明度。
それぞれのボディにブラックライトを当てた時の違いを見てみましょう。
結果ケイムラと言うのは紫外線が当たっている時しか発光しない。
すなわち「ケイムラ」がアピール力を発揮するには太陽からの光(紫外線)の存在が不可欠で、特に快晴・晴時々曇りの天気、太陽光が絡む時間帯、透明度が高い 潮色といった条件での効果が期待できる。
【ケイムラが有効なシチュエーション】
では紫外線が無い所では効果が無いと言う事か?
と思うと思うんですが、言い換えれば紫外線が強い環境で使った方がケイムラの能力を最大限活生かせると言う事なので紫外線が降り注ぐ時間帯はアピールカラーと言える。
只し、海が濁っている時の紫外線が届く範囲は状況によって違ってきますが、太陽が降り注ぐ日の出~日没かつ海の透明度が高い時がケイムラの性能を最も生かせる状況となる。
【曇りの日は効果がないのか?】
では曇りの日はどうなのか。
散乱光(太陽光が窒素・酸素などの空気分子にあたりその進行方向が変化し地上に達する光)というのがあり、快晴より晴れ時々曇り・曇り時々晴・曇り一時晴の方が紫外線が強い事がある。
真夏の日焼けに曇りの日が日焼けし易いと言う経験をした方は多いと思いますが、曇りの日が紫外線が多いという事もあるんです。
要は太陽の紫外線が一直線に対して至る所にある雲を通してあちらこちらから紫外線が散乱光として降りっ注ぐので結果的に晴れの日より紫外線量が多くなるという事です。
よって、快晴でなくても十分に効果が発揮出来る事になります。
【ケイムラカラーを夜に使った時の効果は?】
エギと言う事でイカが見つけてくれれば釣れる訳で発光と言う意味では全く生かしてないが、ケイムラのボディーは光らせる為に透明であるが故に光らせなくても光は透過する。
光が透過する事によりキラメキを出している。
夜は発光の性能は生かされないがクリアボディとしての光透過性能は生かされているんです。
要は、月明かりがあれば発光の性能は使えないがクリアボディの要素で使えるというマルチなカラーであると言えますがナイトゲームに於いて月明かりが無い日の効果はかなり薄い。
【ケイムラの弱点とは】
水中が濁っていると基本的には太陽の光が差し込みにくくなり届く光の波長の種類が変わってしまい濁ってなくてもポイントの水色により発光度合いは変わってくる。
紫外線が届きにくい濁った海域ではケイムラよりはテープ系のエギでシルエットを出したり白黒の濃淡が出やすいシルエットが強く見えるカラーが効果的となります。
よって、ケイムラにふさわしい状況でも水色などを見極めてカラーローテーションをして行くのが大事となる。
【おさらい】
■紫外線が降り注ぐ時間帯はケイムラはアピールカラーと言える
■太陽から紫外線が注ぐ日中~日知没かつ海の透明度が高い時にケイムラの性能が最も生かせる
■夜は発光の性能は生かされないがクリアボディの光透過性は生かされる
【まとめ】
今回のお題のケイムラなんですが、実は私はナイトゲームにケイムラカラーをよく使います。
特によく使うカラーは明るい色で極端に言えばホワイト系が多いんですが釣果はいいですね。
光が透過する事によりキラメキを出しているからじゃないかと思っております。
今回、参考にさせて頂いた『YAMASHITA』の『エギングラボ』と言うYouTubeチャンネル20分程の動画となりますのでお時間がある方はご覧になってみては如何でしょうか。
【エギングラボ】VOL.1 大人気のケイムラカラーを徹底解剖!
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