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【エギを解説】アオリイカの視覚とエギのカラーの関係性とは⁉

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出典:YAMASHITA ホーム

エギを選ぶ時は非常に悩みませんか?

多種多様なカラフルな柄が並びテープの種類や発光系など。

その場で選ぼうとするとなかなか決まらず結局は買わずに一時撤退するか取り敢えずランダムに選んでしまうかではないでしょうか。

私は前以てメーカーページでよく吟味してピンポイントで購入に走ります。

このエギのカラーと言うのはそれぞれに意味があり使い方があるんですね。

カラフルだからいい物でもないしテープの質が最新だからいい物でもない。

やはり状況に合ったエギのカラーや柄を使う事が一番大事なんです。

今回はアオリイカ視覚とエギのカラーの関係性をまとめてみました。

 

【アオリイカの視力はどのくらい良いのか】

視力計算によるとアオリイカの視力は0.64なんです。

これは一番焦点があう所の視力で物を見分けられる能力を言います。

焦点が合わない部分で見えているか見えてないかと言う所には直結しません。

アオリイカがエサを捕まえる時は焦点が合い視力が利く姿勢で襲っているんです。

そういう状態の時に0.64なんです。

ちなみに魚の視力と言うのは眼が良い魚でも0.1~0.2程度なんでアオリイカがどれだけ視力が良いかがわかります。

【アオリイカは視覚がわからない?】

アオリイカの眼の構造上、色は識別出来ません。

少し難しい話になりますが、人の眼の構造を見てみましょう。

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出典:YAMASHITA ホーム

最終的に赤で囲っている部分に行き着くんですが、その上にあるオプシンロドプシンと言う視物質タンパク質の種類によって識別出来る色が異なって来るんです。

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出典:YAMASHITA ホーム

人の眼は青・緑・赤のタンパク質のオプシン(明るいところ)とロドプシン(暗いところ)を見極める物質が出て来ますがイカの眼を調べると色を感じるタンパク質が眼の中には出て来ず視物質はロドプシン(薄暗いところ)しか出てこない。

なので恐らくイカには色が見えていないと言う結論になります。

と言う事はアオリイカは色を識別出来る物質を持たない為に白黒で物を見ていると考えられるんですね。

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出典:YAMASHITA ホーム

ピンク色のエギを使った場合の人とアオリイカの見え方なんです全く違う物になります

この様にアオリイカはモノクロで見えている物と考えられます。

ちなみに、我々が見ている鮮やかなカラーのエギでも水深が深くなる程に光が届きにくくなりますので人の眼で見ても色が失われて行くんです。

【アオリイカは何故に視覚がモノクロなのか】

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出典:YAMASHITA ホーム

光が少ない水の中ではそもそも色彩が乏しい。

水深が深くなるほど色が無くなる海中でアオリイカは色の識別よりも明暗識別の能力を高めたと推測出来る。

所謂、進化の過程と言える。

アオリイカは色よりも濃淡の識別に特化した方が水中で生存しやすいと言う事なのであろう。

 

【アオリイカに見えるエギのカラー】 

水深40mでのエギをモノクロに変換した画像を見てみましょう。

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出典:YAMASHITA ホーム

茶色の赤テープは側線とボディーの濃淡がはっきりしているのに対して虹テープは斑になります。

イカからしたら斑模様と言うのは目の前で動く物を認識しやすいんです。

上の茶色の赤テープに関しては濃淡がはっきりしている為に柄が肝となります。

エギを選ぶ時にどうしても色が先行しがちだが柄(濃淡)も大事なんですね。

手持ちのエギをスマホで撮って白黒写真に変換して見てみるのもいいかも知れません。

後は行くポイントの海底(砂地・海藻・岩礁)などをイメージしながらカラーローテーションを考えてもいいと思います。

【おさらい】

 ■アオリイカの眼は色を識別するための物質を持たないため白黒で物を見ていると考えられる

■カラーだけでなくエギの柄もアオリイカの視覚に対しアピール要素となる

■海底(砂地・海藻・岩礁)などをイメージしながらカラーローテーションを考えても良い

【まとめ】

アオリイカの視覚が良いのは驚きですがモノクロの視覚しか持っていないとなるとエギを選ぶ場合に今までとは違った目線で選ぶ必要がありますね。

人の眼で見る艶やかさは余り意味が無いように思います。

基準としては柄の濃淡がはっきりしているエギを選ぶといいかもしれません。

今回、参考にさせて頂いた『YAMASHITA』の『エギングラボ』と言うYouTubeチャンネル20分程の動画となりますのでお時間がある方はご覧になってみては如何でしょうか。


【エギングラボ】VOL.2 アオリイカ視覚とエギのカラーの関係性に迫る!!

 

 

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