初冬の釣りと言えばやはりカワハギではないでしょうか。
カワハギは口が小さい分針に掛けるのに難しい魚です。
如何に掛けやすくするかはアタリのタイミングと仕掛け次第。
とてもゲーム性を感じれる釣りだと言えますね。
刺身にしても美味しいし煮付けにしても美味しい。
特に丸々と太った肝刺しは絶品です。
シーズンは非常に短いので集中して狙って行きましょう。
- 【シーズン】
- 【竿】
- 【リール】
- 【ライン】
- 【仕掛け】
- 【キツネ鈎(カワハギ鈎)とハゲ鈎の違い】
- 【オススメの市販品カワハギ仕掛け】
- 【装飾タイプ仕掛け】
- 【市販品を選ぶ時のコツ】
- 【自作胴突き仕掛け】
- 【作り方のポイント】
- 【オモリ】
- 【餌】
- 【釣り方】
- 【まとめ】
【シーズン】
阪神間の陸っぱりでは9月中旬からワッペンサイズの釣果はありますが11月頃が一番良く釣れる時期となります。
大きさはワッペンサイズから始まり徐々に大きさを増して来ます。
基本的に店頭に並ぶサイズは陸っぱりからは釣るのは難しい。
釣れればラッキー。
釣れるのは比較的そこそこのサイズと言った所でしょうか。
ワッペンサイズは迷わずリリースしてあげてくださいね。
【竿】
カワハギ釣りに使う竿は基本『先調子』の竿になります。
先調子の竿を使うことでカワハギからの繊細なアタリを捉えやすくなります。
長さは1.8mが使い易い。
メジャーメーカーからも専用の竿が出ておりますが私が思うに専用ロッドというのは特化した魚種には釣り易い竿となりますが競技をする訳では無いのでそんなに気にする程の事は無いと思います。
手持ちの竿で十分に対応出来ます。
基本的には仕掛けと狙う距離でロッドを選択するのが一番いいですね。
我が家の使用ロッドをご紹介しましょう。
私の場合ですが。
メジャークラフト アジングロッド スピニング 3代目 クロステージ アジング CRX-T692AJI 6.9フィート 釣り竿
- 出版社/メーカー: メジャークラフト
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: スポーツ用品
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このロッドを使っております。
我が家の嫁様の使用ロッドだと。
メジャークラフト アジングロッド スピニング ファーストキャスト アジ チューブラー FCS-T682AJI 釣り竿
- 出版社/メーカー: メジャークラフト
- メディア: スポーツ用品
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このロッド。
息子に至っては。
TAKAMIYA(タカミヤ) SmileShip チョイキャス 並継 210ML KW-2360 ブラック
- 出版社/メーカー: TAKAMIYA(タカミヤ)
- メディア: スポーツ用品
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とこの様なロッド使用となってます。
私のブログを見て頂ければお分かりになるかと思いますが基本は無駄なく使い回す。
これがモットーとなっております。
カワハギ釣りは足下に落としての探り釣りが多いと思います。
なのでそんなに長いロッドは必要ありません。
かえって使い辛いです。
ライトゲーム用のロッドで十分対応出来ます。
但し、ソリットティップやメバリングロッドだと仕掛けのオモリに対して穂先が柔らかく使い辛いのでご注意を。
オススメはチューブラーティップのアジングロッドが使い勝手がいいです。
このタイプのロッドは1本持っていると色んな餌釣りに使い回しが出来てとても便利です。
【リール】
2000番クラスのリール
ライトゲームロッドを使うに当たっては大きいリールだとバランスが悪く重いです。
【ライン】
・ナイロンライン2号~3号
・PEラインなら0.6号
ショックリーダーはフロロカーボン3号~5号/50㎝前後
仕掛けが道糸3号の場合が多いので高切れを回避するのに3号以下は使わない方がいいですね。
道糸よりショックリーダーが細いとオモリが根掛りした時に引っ張ると結束部分で高切れを起こして仕掛け全部をロストしてしまう事が多くなります。
最低限道糸と同じ号数のショックリーダーを使いましょう。
ちなみに私は5号を使っております。
【仕掛け】
・胴突き仕掛け(市販品)
一番お手軽はやはり市販品のカワハギ用胴突き仕掛けとなります。
種類も様々ですが大きく2種類に分けるとすればキツネ鈎とハゲ鈎になります。
《キツネ鈎仕掛け》
ささめ針(SASAME) D-612 堤防カワハギNEO・キツネ鈎 1 2
- 出版社/メーカー: ささめ針(SASAME)
- 発売日: 2013/05/27
- メディア: スポーツ用品
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《ハゲ鈎仕掛け》
ささめ針(SASAME) D-611 堤防カワハギNEO・ハゲ鈎 3 2
- 出版社/メーカー: ささめ針(SASAME)
- 発売日: 2013/05/27
- メディア: スポーツ用品
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【キツネ鈎(カワハギ鈎)とハゲ鈎の違い】
ハゲ針と言うのは『ネムリ鈎』と言ってカワハギの小さい口に掛り易く針先が内側を向いて懐が大きくなってます。
名前の通りにハゲ専用鈎と言った所。
キツネ鈎の方がカワハギ以外の魚も掛かり易い。
どちらかと言うと五目釣りなどにも最適な鈎です。
どちらを選ぶかはお好みになりますね。
カワハギはちゃんと両方に掛かりますよ。
《鈎の違いについてはこちらを参考にして下さい》
⇩ ⇩ ⇩ ⇩
【オススメの市販品カワハギ仕掛け】
私の市販品のオススメはハヤブサの『超ショートハリス』の仕掛け。
枝スの長さが1㎝とかなり短くなっておりカワハギのアタリが敏感に感じる事が出来ます。
これも 『キツネ鈎』と『ハゲ鈎』の2種類があります。
《キツネ鈎仕掛け》
ハヤブサ(Hayabusa) 皮ハギ 超ショートハリス キツネ鈎 1-1.5 HD201-1-1.5
- 出版社/メーカー: ハヤブサ(Hayabusa)
- 発売日: 2013/10/28
- メディア: スポーツ用品
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《ハゲ鈎仕掛け》
このシリーズではキツネ鈎は1号がありますがハゲ鈎は3号からになります。
なので使うとしたらキツネ鈎1号がオススメですね。
【装飾タイプ仕掛け】
その他にきらびやかな装飾を施した仕掛けも多数あります。
カワハギはキラキラとした物に非常に興味を持ちます。
その習性を活かした仕掛けですね。
色んな装飾仕掛けと使い比べるのも楽しいかと思います。
但し、お値段が少し高くなります。
【市販品を選ぶ時のコツ】
市販品を選ぶ時は針のサイズが出来るだけ小さい物を選んで下さい。
防波堤などから釣れるカワハギはそれ程大きいサイズは掛かって来ません。
なので出来れば1号針がいいのですが市販品のカワハギ用胴突き仕掛けでこのサイズは店頭には余り置いていない事が多いです。有ったらラッキー。
一般的には『大は小を兼ねる』と言いますが釣に於いては大は小を兼ねません のでご注意を。
ショップに置いてなければ自分で胴突き仕掛けを作ってみましょう。
【自作胴突き仕掛け】
自作の胴突き仕掛けのメリットは何と言っても価格の安さ。
市販品の約半分の値段で作る事が出来ます。
胴突き仕掛けは根掛りすると一つ二つと針が無くなって行きます。
最悪はオモリが引っ掛かり仕掛け全体をロストしてしまう事も。
結構消耗が激しいですね。
私が経験した中では1日で6仕掛けをロストした事があります。
市販品に換算すると幾ら掛かってるの⁉状態です。
なのでこの自作は絶対にオススメ。
狙う魚種により専用針を変えればどんな魚にも対応出来る胴突き仕掛けが作れますので作り方を知ってて損はありません。
やってみると意外に簡単に結べますので是非に挑戦して頂きたい。
作るのに慣れてしまうと市販品を買う気が失せます。
今回はカワハギ胴突き仕掛けの作り方です。
《用意する物》
【フロロカーボンハリス3号】
特売の安いフロロカーボンで結構です。
【ハリス付きのキツネ鈎又はハゲ鈎】
《オススメ》
・オーナーばり 白狐1号
・ササメ針 カワハギ鈎1号
オススメ理由としてはこの2つはキツネ鈎1号に対してハリスが1.5号となってると言う事。
鈎の方ですがこの2つの商品はメーカーと商品名は違えど同じキツネ鈎ですがメーカにより微妙に形状は違います。
形状的にはカワハギ鈎が鋭角な感じですね。
合わせてみるとこんな感じ。
下が白狐で上がカワハギ鈎です。
ほんとに微妙な差なんですけどね。
しいて言えばカワハギ鈎は若干小さく早掛けタイプの形状をしております。
どちらを選ぶかはお好みとなりますがしいて言うなら合わせに自信があれば私的にはカワハギ鈎に軍配は上がります。
キツネ鈎の話になりましたがハリス付のハゲ鈎に関しては私が知る所では1号が無く2号からになりますのでハゲ鈎1号を使うとなると鈎のみのパッケージ売りを買ってハリスを結ぶしかありません。
ササメ針のハゲ鈎は1号サイズがありますのでオススメです。
今は昔と違いハリスを結ぶ道具もありますので大変に便利です。
ここまでやると結構な経費削減となりますが鈎にハリスを1本づつ結んで行く作業時間を考えるとハリス付の白狐かカワハギ鈎を使った方が手軽で良い様に思います。
【スナップ付きサルカン】
大きさは極端に小さ過ぎなければ適当で全く問題はないです。
サイズ的には8号~10号位がバランス的にいいかもしれません。
【作り方のポイント】
フロロカーボン3号に枝スを作って行きます。
枝スの長さはお好みになりますが私のオススメは枝スの長さは1㎝。
俗に言う『超ショートハリス』と言う物。
感度が違います。
しかし、自作仕掛けで枝スを1㎝に結ぶのは結構難しい。
なので1㎝~2㎝の間に収まる位に調整しながら結んで行きましょう。
これはカワハギ用にハリスの間に100均で売っているビーズをハリスの間に入れた物です。
入れたからと言って釣果に影響するかと言うとそんなに変わりませんね。
遊び心程度と言った感じでしょうかね。
とても子供が喜びますのでお子様とデザインを楽しみながら作るのも楽しいかと思います。
結び方をここで載せるとかなりの長文となってしまいますので過去記事をご覧になって下さい。
《枝スの出し方は詳しくはこちらを参考にして下さい》
⇩ ⇩ ⇩ ⇩
【オモリ】
ナスオモリ5号
余りに重いとロッドに負担が掛かってしまします。
軽すぎると流れてしまします。
5号がオススメ。
【餌】
カワハギの餌と言えばアサリの剥き身がメジャーですが価格に対して容量が少ないので使うとなると結構なエサ代となります。
なので使うのは虫餌をオススメします。
《マムシ》
カワハギ釣りの王道と言える虫餌です。
臭いが強いので集魚率は断然高い。
難点は価格が高い事。
これで500円分です。
《アオイソメ》
虫餌ではメジャーな餌です。
価格もお手頃で使い易い。
万能虫餌です。
これで300円です。
【釣り方】
《足下に落とす》
ナスオモリが着底するまで落として下さい。
着底すると道糸がリールから出なくり弛みます。
弛みが無くなるなでゆっくりとリールを巻く。
ナスオモリが海底に着いていながら道糸がピンと張った状態を保ちながらオモリで数回海底を軽く叩きましょう。
そしてアタリを待ちます。
アタリがなければ又数回オモリで海底を軽く叩く。
この繰り返し。
オモリで海底を叩く事により餌が泳いでくれますので生きている様に見せるのですね。
《ちょい投げをする》
軽くキャストしたらナスオモリが着底するまで待ちます。
着底したら道糸が弛みます。
これが着底した合図。
ナスオモリをズッてしまわない様に道糸の弛みを無くします。
道糸を張った状態でアタリを待つ。
アタリが無ければリールを巻きながら少しズッてきてアタリを待つ。
この繰り返し。
《アタリ&合わせ》
カワハギは結構な強い突っつき方をして来ます。
カツカツカツカツと言う感じ。
なのに餌取り名人と言われる様に掛けるのが難しい。
ポイントはタイミングを合わせるしかありません。
断続的な アタリが続きますのでリズムよく合わせて行きましょう。
余りに長くタイミングを見計らっているとアッと言う間に餌が無くなりますので要注意です。
【まとめ】
カワハギ狙いは基本的に足下に落とし込む事が殆どだと思います。
釣場によりますが特にベランダではブロックや岩を沈めてある所も多数あり、その様なポイントでは非常に根掛かりし易くなりますので仕掛けは多めに持って行った方が無難です。
カワハギは子供でも簡単に狙える魚種になりますので是非にファミリーフィッシングで楽しんで頂きたい。
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