タチウオワインドと言う言葉はタチウオを狙う人なら知らない人は居ない位じゃないでしょうかね。
この『ワインド』と言う釣法はオンスタックルデザインが考え出したものとなりますが狙う専用ワームも研究を重ね色んな種類を生み出しておりタチウオに限らず青物などにも対応する様に出来ております。
他にもロックフィッシュや最近ではメバルやアジなどの専用ワームも出ております。
このワーム全体に『マナティー』と名前が付いておりますがどんなマナティーがいいのか購入時に悩んでしまいますよね。
当然にそれぞれに特徴があります。
今回はオンスタックルデザインの数ある中からタチウオを狙うマナティーを詳しく解説したいと思います。
【マナティー】
破壊力無限大の連続高速ダート釣法「ワインド」をとことんまで極めるべく開発を進め、そして生まれたのが専用ベイト「マナティー」。
真っ先にワインド釣法に取り組んだ分、多くのノウハウを手に入れることができたので、その完成度には絶対の自信があります!
激キレダートはもちろん、リグりやすさも考えた親切設計。
ジグヘッドを取り付けるフロントには真っ直ぐに刺しやすいよう、あらかじめ穴が開いていますのでスムーズかつ、確実なセッティング。
ルアーの交換も簡単ですので素早いカラーローテーションも可能。
また、魚を呼び寄せる強烈な波動と究極のダートアクションを実現するため、今までにないスーパーハードマテリアルを使用。
スパッと水を切り裂くようなカミソリダートで、魚がワラワラ湧いてくる夢のシーンが現実のものとなりました。
ワインド釣法開発以来使われ続けているシリーズです。
基本と言うか王道的なワームとなります。
このマナティーは長さが4種類あります。
・105mm
・90mm
・75mm
・60mm
となりますがタチウオに使う基本サイズは90mmと75mmです。
90mmと75mmの使い分けですがタチウオと言うのは回遊魚で群れで回って来ます。
この群れが小型ばかりだと75mmを使います。
その他に90mmで食いが悪い時にも75mmを使いましょう。
回って来るタチウオのサイズや状況により使い分けるんですね。
なので105mmや60mmを使うのも有りですがマナティーのサイズが多いと使い分けが大変になりますので90mmと75mmでの使い分けをお勧めします。
【マナティードラゴンハント】
秋半ばから晩秋、初冬にかけてタチウオはショアからでも大型~超大型(ドラゴン)が出現する季節になります。
マナティー ドラゴンハントは2018年シーズン数量限定です。このドラゴンハントはテスト段階において弊社モニターの山口 聡氏がタチウオ日本記録を樹立(※)したワームです。
サイズは今までのマナティーのサイズでは反応しなかったドラゴンを誘う為、マナティー105を圧倒的に上回る長さ&ボリュームになりました。(ZZヘッドはマナティー90等々でご使用されるウエイトをお使い頂けます。)
このマナティーは名前にある様にドラゴンサイズ限定で狙う物となります。
ドラゴンサイズとは指5本(F5)以上のサイズのタチウオの事を言います。
このドラゴン専用に狙うマナティーのサイズは驚きの123mmとなりますのでかなり大きい。
2018年数量限定発売となっておりますがこのサイズは陸っぱりから使うのは非常に勇気がいりますので私は未だに手を出しておりません。
何故なら大き過ぎて通常のサイズですら掛かり辛くなるから。
それが理由なのかわかりませんが店頭の在庫があるお店が結構ありますので無くなる前に購入しては如何でしょうか。
ちなみに山口 聡氏がタチウオ日本記録を樹立のサイズは『JGFA ラインクラス4㎏(8LB)タチウオ 158cm 3.27㎏ 2017年9月時点』となってます。
ここまで来ると『指◯本』では計らないんですね。
スケールが違い過ぎる。
【マナティー86】
マナティー86はボディ全体に施してあるリブ形状とファットなボディが特徴です。
アクションはマナティー90と同等のダートアクションながら、フォーリング時でもリブが水を押して魚を誘い続けます。
さらにファットなボディは水中でよく目立ち、魚にアピールします。ロッド操作やアクションのつけ方は従来のマナティーと全く同じです。使い方はマナティー90などで反応が悪くなった時に効果的ですが、釣り初めから使って頂くのもお勧めです。
マナティー90の進化形で超波動マナティーです。
このマナティーは『マナティー』や『ドラゴンハント』とは形状が違い全体にリブが入っておりこのリブが水をかき分けて超波動が生まれます。
このリブを平たく伸ばすと『マナティー90』の約1.5倍の長さになるそうです。
最大の特徴はマナティーではダートからフォールに移った時に弧を描く様に沈んで行くのに対してマナティー86はダートからフォールに移った時にリブ形状の為にスピードが急激に落ちて直線に近い沈み方をします。
マナティーはこの沈んでいる時が一番アピール力が弱まりますがマナティー86は沈んでいる時も常に超波動を出し続けてタチウオを誘います。
大きさはほぼ『マナティー90』と同じですね。
マナティー86の操作は常にシャクり続けるのではなく3~5回シャクってフォールを入れる事が肝となります。
フォールを入れる事によりリブ形状が最大に活かせます。
サイズは86mmです。
【マナティーピンテール】
マナティーピンテールはボディ全体に施してある深めのリブとピンテールの相乗効果によりフォールでもターゲットを誘い続けます。
対象魚はタチウオ・青物・サゴシ(鰆)・シーバスですが、ボトムワインドでマゴチやヒラメにも効果的です。
また、大型ロックフィッシュ(ハタ系)にもお使い頂けます。使い方はZZヘッドを使ってのワインド釣法はもちろんの事、FLAP釣法(FLAPヘッド)にも完全対応です。
全体にリブ形状となっておりテールが細く長く作られておりマナティー86と同じ超波動とテールの揺れるアクションでタチウオを誘います。
感じ的にはマナティー86の進化版か?と思うのですが形状が全く違うので別物なのでしょう。
見た目的には全体的に厚みが無く細長いです。
やはりマナティー86と同じ様にフォールが肝となりますがポイントは長いテール部分。
テールがかなり揺れますのでアピール抜群ですが私が使った感じだとテールに食い付くショートバイトが多い様に感じます。
それ程にアピール力が強いのでしょう。
サイズは2種類。
・105mm
・90mm
使い分けはマナティーと同じで105mmで食いが悪い時は90mmを使います。
問題は日没時のケミチューンの装着。
ルミノーバシリーズのピンテールを使う場合はUVライトで照らせばいいのですが通常ピンテールの場合はそうは行きません。
ケミチューンをねじ込んで発光させないといけない訳ですがこのピンテールは非常に細い。
頭にパイロットホールという穴があいておりそこにZZヘッドを差し込むのですがその穴の下にケミチューンをねじ込みます。
画像をみて頂ければ分かるかと思いますが左のマナティーに比べると右のピンテールのパイロットホールの下が狭いのがわかります。
正直言ってこの隙間の狭さにケミチューンを差し込むのはしんどいです。
なのでバランスよく真っ直ぐに刺さないと突き抜けたりZZヘッドが入らなくなりますので慎重にねじ込みましょう。
上手くいかない場合はルミノーバのピンテールをUVライトで照らして使って下さい。
一説では超波動で誘うから発光はいらないのでは?と言った意見もありますが有るに越した事はありませんよね。
このピンテールは『フラップ釣法』にも使うワームになります。
【ワインドシャッド75】
発売以来、タチウオやシーバス、サワラ(サゴシ)、マゴチ、ヒラメ等で全国のアングラーの皆様からたくさんの釣果情報を頂いておりますワインド専用シャッドタイプの「匠魚」をさらに使い易く進化させたのが「ワインドシャッド75」です。
この「ワインドシャッド75」の特徴はマナティー同様にパイロットホール(ZZヘッドを差し込む下穴)をあけましたので、ZZヘッドが格段にセットしやすくなりました。更にボディ形状を改良し、ZZヘッドとのマッチングを向上させました。
『匠魚』の進化版ですが『匠魚』とはどんなワームかと言うとオンスタックルデザインが初めてシャッドテールのワームを作って発売した物です。
《匠魚》
大きなテールのトルクある振動で魚にアピールし、ソフトルアー独特のナチュラルなアクション・存在感で食わせるのがシャッドテールの特徴であり、その使い方もタダ巻きが基本なので難しくないため、いいものであれば本当によく釣れるルアーです。
しかし、アピールを上げるためにテールを大きくすると、ナチュラルという部分が犠牲になりがちで、かといってテールを小さくしてしまうと、今度はアピール不足に悩む…これが今までのこのデザインでの限界点でした。
「でも、シャッドテールはまだまだこんなものじゃない」 そして、今出せる一つの答えとして生まれたのが「匠魚」です。
ZZヘッドの使用と、テールの構造を見直すことで、ビッグテールのメリットだけを抽出するだけでなく、さらに独特のボディー形状を与える事で、ナチュラルさとイレギュラーなアクションの両立をも可能にしました。
こうなるともはや、今までの「シャッドテール」というカテゴリーには属さないのかもしれません…
今回『匠魚』は割愛しますが ご興味のある方は是非に購入して使ってみて下さい。
ワインドシャッド75ですが特徴は長いテールですね。
テールの揺れる振動でタチウオにアピールします。
このテールで水をかき分けるので抵抗によりダート幅が小さくなりダート後は急激にストップが掛かり一気にフォール姿勢に入ります。
かなりメリハリの効いた動きになりますのでマナティーで食いが悪くなった時に使ってみましょう。
サイズは75mmとなってます。
まとめ
ざっとご紹介致しましたがマナティー全体に言える事は他メーカーのタチウオ用ワームに比べて非常に柔らかい素材で作られております。
この柔らかさがあるのでダートさせるとどのマナティーのテール部分も縦横斜めと縦横無尽に動きます。
本体部分もダート開始時は瞬間折れる様に曲がるそうです。
ここが他メーカー物と違う所。
ちなみに柔らか過ぎてもダメなんだそうで量産の機械製造ではこの微妙な柔らかさは作れないらしくオンスタックルデザインは全てハンドメイドの国産に拘っている理由なんだそうです。
計算されての柔らかさなんですね。
それ程柔らかい素材であるが故に大変傷付き易いです。
タチウオと言う魚は捕食が大変に下手くそな魚なんです。
なのでショートバイトが非常に多いのですがそのショートバイトでタチウオの牙により簡単にワームが切られて行きますので消耗は激しいですね。
この様にズタボロになると迷う事無くマナティーを交換しましょう。
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