タチウオと言う魚。
白身であっさりとした味。
お刺身や塩焼きが定番となっております。
しかし、これ等の料理には最低でもF3以上のサイズでないと料理には厳しい食材となる。
厄介なはのはF2のベルトサイズ以下の大きさ。
刺し身には身が薄すぎて冊が取れない。
塩焼きにすると身が薄すぎて焼くと中骨と一体化して取れない。
食べれた物じゃありませんね。
釣り分けられれば一番いいのだがそんな訳には行かない。
釣れてしまうのはどうしようもない。
不可抗力である。
ここで私が言いたいのは、だからと言って釣ったベルトサイズ以下のタチウオをリリースしないで頂きたい。
釣ったタチウオ
『オンスタックルデザイン』の浦満晴(うらら)さんが仰ってたのですが、ワインドやルアーなどで釣られると掛かった衝撃が大きいからリリースしても生存率は低いそうです。
そして地面に落とした時点で更に低くなるそうです。
とても繊細な魚なんですね。
なのでリリースするかどうか迷った時は迷わず持ち帰って上げた方がいいそうですよ。
なので釣ったらどんなに小さくても釣った以上は責任を持って食べて下さい。
間違っても破棄などしない様に。
どのような料理にして食べるか
このサイズでは当然に刺身などは取れない。
焼くか?
いやいや。このサイズを焼くと身が乾燥して後ろに行く程中骨にこびりつき身が取れない。
では何がいいか。
私のオススメはベルトサイズにも満たない物はブツ切りにしてカリッと素揚げにすると中骨まで美味しく頂ける。
塩をまぶせばビールのお供にピッタリである。
それでも中骨が気になる様ならそのまま南蛮漬けにすると中骨まで柔らかくなりとても美味しい。
私は2日置いた南蛮漬けが大好きである。
ベルトサイズは何にするか。
オススメはムニエル。
中骨からキレイに身が取れて無駄なく食べる事が出来てとても美味。
もしくは南蛮漬け。
これらの料理で美味しく頂きましょう。
捌き方&料理
《素揚げ&南蛮漬け》
①
長いので二等分にしましょう。
この方が捌き易いです。
②
頭と腹を切り落とします。
腹身はいりませんので肛門までの間を切ります。
そうすれば内臓も簡単に取り出す事ができる。
尻尾も切り落とします。
③
内臓を取り出してキレイに水洗い。
血合と黒い腹膜もキレイに洗い流します。
④
適当な大きさでブツ切に。
⑤
これにお酒を入れて軽く揉む。
少し間放置。
⑥
水分を切って塩コショウを少々。
⑦
小麦粉をまぶします。
⑧
低温の油に投入。
時間を掛けてじっくりと骨まで火を通します。
⑨
一度上げて冷ましてから高温の油で二度揚げします。
水分が飛んだら出来上がり。
南蛮漬けはこの後に南蛮酢の中に揚げたて熱々を投入してスライサーで玉ねぎを擦り入れます。
お好みで人参とピーマンの薄く切った千切りを入れても美味しいですよ。
《お勧め南蛮酢配合》
酢・・・200㏄
水・・・100㏄
醤油・・・大2
砂糖・・・大2
塩・・・小1
冷蔵庫で1日寝かせば美味しい南蛮漬けの出来上がり。
何回も言いますが私は2日置いた南蛮漬けが大好きです。
素揚げの場合はそのまま塩をまぶして出来上がり。
とてもビールに合いますよ。
《ムニエル》
①~③は同じです
ムニエルの場合は背ビレと腹ヒレの骨を取らなければなりません。
※ここがポイントとなる
これを残したまま調理するとヒレの小骨が邪魔で非常に食べ辛くなります。
④
ヒレの取り方
包丁を中骨に向かって斜め下に切り込んで行きます。
これを裏面も同じように切り込みます。
イメージ的にはヒレをV字に切り取る感じです。
⑤
両面に切れ込みを入れるとこの様に背ビレがキレイに剥がれてくれます。
これを腹ヒレも同じように処理をします。
必ず上と下のヒレ骨を取って下さい。
※腹ヒレは見た目はありませんが中に小骨があります
塩焼きの場合もこの処理をすればお子様も小骨を気にする事なく楽に食べる事が出来ます。
⑥
処理が終わったら塩コショウをまぶします。
⑦
フライパンにバターを溶かしてタチウオを焼いていきます。
バターが焦げない様に注意して下さい。
⑧
キツネ色になったら出来上がりです。
お好みでレモンを絞って下さい。
まとめ
如何でしょうか。
この様な料理にすると食べ辛い小さなタチウオでも無駄なく美味しく頂く事が出来ます。
考えればまだまだ色んな食べ方が出てきそうですが取り敢えず簡単なメジャー料理を書いてみました。
是非にお試しあれ。
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