メバルと言えば釣り人にとって待ちに待った冬のダーゲットですね。
釣り方は様々でエビを使ったエサ釣り、ワームやプラグを使ったルアー釣り。
多種多様な仕掛けで楽しむ事が出来ます。
極寒の中で身を切る寒い思をしてまで釣りたくなるのはどうしてでしょうか。
私が思うにゲーム性が非常に高く陸っぱりからでも手軽に狙える。
そして、釣って美味しい。
寒い思いをして釣り上げたメバルはそれは又格別な味がします。
メバルってどんな魚?
名前の由来は目が大きく見張っているようであるため。メバル=目張。
「目張」は「「目丸」でもあり、目が大きいという意味。
クロメバル、シロメバル、アカメバルは流通上、日常的には区別しない。
沖合にいるウスメバルが「沖めばる」、本種など3種類が「めばる」と呼ばれていた。
浅い岩礁域にいる魚で関東では代表的な高級魚。
食性は肉食性でゴカイなど多毛類、貝類、小型の甲殻類、小魚などを捕食。
大きさは年で8~10cm、2年で12cm程度、3年で15~16cm、20cmに成長するには6~7年。最大30cmほど。
産卵期は11月下旬~12月下旬にかけて産卵の為に接岸、浅場で産卵に向けての荒食いを始める。1月中旬~2月中旬にかけて産卵。
旬は冬から春。
漁もこの時期に最盛期となる。
シロメバル
アカメバル
クロメバル
このメバル。
去年一年間(平成29年1月~12月)の東京都中央卸売市場の統計では平均(単位:kg・円)1,105円です。
去年の12月の平均価格は899円(単位:kg・円)。
平成29年の年間で価格の推移を見てみると。
※平均(単位:kg・円)
となっております。
2月と3月は一番値が上がる時です。
これにお店の利益が付いて店頭に並ぶ訳ですから結構なお値段になります。
これは釣りがいがありますね。
それではどんな料理があるのかご紹介していきましょう。
メバル料理
《和食編》
魚の和食料理は日本人ならお馴染みですね。
定番料理を挙げてみます。
煮付け
関東では単に「めばるの煮つけ」というと本実にきめ細やかな白身で、煮ても硬くならずしっとりときめが細やかである。皮にはほどよい甘味とうま味がある。あっさりと薄味に煮ても、甘辛く濃いめの味にしても味がいい。
メバルの定番料理です。
生姜の風味と甘辛さにご飯が進みますよね。
この『煮付け』の煮汁に黄金比があります。
【 酒6 醤油1 みりん1 砂糖0.5】
の比率です。
分かりやすく言うと
酒 600cc
醤油・みりん 100cc
砂糖 50g
と言う事になります。
お寿司(握り)
普通は中々に口に出来ない握りです。
回るお寿司では先ずは口に出来ないでしょう。
個人店なら・・・。
お値段が張りそうですね。💧
やはり自分で作って食すのが一番かと。
刺身
鮮魚と言えばやはり刺身。
釣人であれば一番新鮮な状態で食べる事が出来る料理。
特権ですよね。
オススメは皮ごと食べるのが食感があり美味しいです。
皮の湯引き
メバルの大きさにより皮の厚みが違って来ます。
大きい程に皮に厚みと弾力が増します。
食感はと言うとプルプルのゼラチン質を食べてる感じ。
これは珍味です。
味噌汁
日本の心はやはり味噌汁。
ウロコ・内蔵・エラ・を取ったらお腹の中をキレイに洗い流し血合いをしっかりと取って下処理をしましょう。
いい出汁が出て体が暖まります。
骨せんべい
メバルを余す事なく食すにはやはり『骨せんべい』 では無いでしょうか。
低温でじっくりと揚げて塩をまぶせばビールのお友に最適です。
塩焼き
小振りのものは丸のまま。大きなものは切り身にして料理する。水洗いして二枚に下ろして骨つきの方を適宜に切る。塩をして1時間以上置く。これをじっくりと焼き上げる。皮目が香ばしい。身が固くならずほどよく繊維質で身離れがよく甘味がある。
これも魚の定番料理。
丸のまま焼く時は尻尾と胸ヒレを焦がさない様にアルミホイルで包んで焼くのが見た目を良くする為のコツです。
唐揚げ
関西ではメバルやカサゴの小さいのを唐揚げにする。メバル科の魚は唐揚げにしてとても味がいい。水洗いして背開きにして片栗粉をまぶして二度揚げする。香ばしい中に身のうま味が感じられてうまい。
小さいサイズは中骨まで切れ込みを入れて片栗粉をまぶして低温でじっくりと挙げます。
一度上げた後に強火で二度揚げにするとカラッと揚がります。
開き気味に包丁を入れると中骨まで火が通りますのでうまく出来ますよ。
大きいサイズは三枚おろしにして塩コショウをして片栗粉をまぶして揚げます。
西京漬け
水洗いして二枚に下ろし、骨つきの方を西京みそ(白みそ)の地に一日漬け込んで焼き上げたもの。地はみそ、みりん、酒で砂糖を加えるとご飯にあう。みそはお好みで。ゆず、山椒などの風味を加えてもいい。
これもご飯が進むようです。
自宅では西京漬けを作る事ってなかなか無いですよね。
近い内に一度作ってみようかと思ってます。
《洋食編》
メバルは日本特有の魚みたいです。
英語でJapanese rockfish 又は Japanese sea perch と言うんだそうです。
と言う事はメバルを使った西洋料理は日本で作られたメニューと言う事で間違いがないのだろうか。
私はメバルの西洋料理は食べた事がありません。
と言うより西洋料理と言うお洒落な料理すら食べた事が無い。(;^_^A
気になる料理を挙げてみました。
カルパッチョ
メバルではないですがタイやカンパチで我が家は食べてます。
なのでどんな味なのか大体は想像がつきますね。
ムニエル
旬を外した個体はバターやオイルを足し算すると、おいしく食べられる。三枚に下ろして血合い骨を抜く。塩コショウして少し置く。これに小麦粉をまぶして多めのオイルでソテー。余分なオイルを捨ててバターで風味づけする。
ムニエルと言う料理はどんな魚にも合いますね。
皮目の香ばしさにバターのコクがマッチングしてとても美味しい。
アクアパッツァ
今回に色々と調べていてよく目に付く料理。
私は初めてしりました。
魚介類をトマトとオリーブオイルなどと共に煮込んだナポリ料理なのだそうです。
とてもワインに合いそうな料理ですね。
最高級メバル料理を食べに行ってみよう
メバルの漁獲量全国NO,1は青森県です。
青森県の中でも更にNO,1が中泊町。
中泊町小泊地域で水揚げされるメバルは、「ウスメバル」というオレンジ色の魚体が特徴の魚です。全国でも津軽半島沿岸地域が主な漁獲地となっており、この地域に産卵場所があります。他の地域であまり水揚げされないこの魚は、「津軽海峡メバル」と名付け全国に出荷されています。
津軽海峡の速い潮の流れで育った「津軽海峡メバル」は、適度な運動量と豊富な餌を食べていることから肉質が良く、東京築地市場では高級魚として扱われており、全国的にも人気があります。刺身もそうですが、煮ても焼いてもおいしい人気の食材です。
この中泊町のご当地グルメとして『中泊メバル膳』と言うのがあります。
中泊町で水揚げされる『ウスメバル』を使っての町おこしの一環として誕生したそうです。
中泊メバル膳の詳細はこちらから。
《問合わせ先》
中泊メバル料理推進協議会
TEL:0173-64-2111(中泊町役場小泊支所内)
食べれるお店
・レストラン竜泊(道の駅こどまり内)
・おさかな海岸
・はくちょう亭 奈良屋
・くつろぎダイニング 哲。
・ピュアレストラン
最高級メバル料理を堪能してはいかがでしょうか。
まとめ
メバルは釣って楽しい食べて美味しい魚種です。
何より高級魚なのにお手軽に釣る事が出来る。
但し寒いのが難点ですが。💧
高級魚の『ウスメバル』は『沖メバル』又は『アカメバル』の事です。
生息域は水深100メートルほどの岩場で一般的に北海道南部から相模湾、駿河湾の太平洋沿岸、北海道〜対馬の日本海沿岸。朝鮮半島東岸・南岸となっておりますが、そこら辺の陸っぱりからの釣果はありますので青森に行かなくてもチャンスはあります。
是非に狙ってみましょう。
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