アジングやメバリングにおいて欠かせないアイテムの一つがフロートです。
軽量ジグヘッドを使うゲームですのでキャストする距離は限られており非常に近距離となりますがアジやメバルは海の至る所に居る訳です。
潮の当たっているポイントや潮目なと到底軽量ジグヘッドでは届かないポイントにも居るんですね。
特に大物が。
更に風が強い時や海が荒れている時などは軽量ジグヘッドでは到底ゲーム所ではありません。
この様な状況に直面した時に皆さんはどうします?
軽量ジグヘッドで届く範囲で頑張る?
強風爆風だと諦める?
そんな必要はありません。
この様な状況で活躍してくれるのがフロートと言う物なんでがこのアイテムはそこそこのお値段がします。
ライングレイクでロストすると非常にお財布に痛いです。
だったら安く自分で作っちゃえばいいんじゃない?
と言う事でフロートの作り方をご紹介しましょう。
【見本となるシャローフリーク】
Fシステムと言えば『アルカジックジャパン シャローフリーク』となります。
このフロートが『Fシステム』専用フロートとなります。
詳しくはこちらで⇩www.kobeakashi.net
先ずは、このフロートのポイントを押さえておきましょう。
【 シャローフリークの特徴】
ポイントは2ヵ所あります。
《ローリングスイベル》
輪っかが回転する様になっておりリーダーのヨレを防ぎナチュナルな操作が出来ます。
又、キャスト時にリーダーの絡みも軽減してくれます。
《エンドバランサー》
お尻にオモリが埋め込まれてます。
この様に取り外す事が出来ます。
重さは0.34gです。
10.5gと7.5gのフロートに付いている物は同じ重さですのでフロートの重さにより影響するのかというとそんなに重要性は無い様に思います。
このエンドバランサーと言うオモリはフロートを沈める調整をするオモリですので浮かして使う分には必要が無いと思いますがオモリの重さを調整して沈めてタナをキープする事も出来ますのでゲームの組み立てでお好みとなりますね。
【 作成に必要なパーツ】
●夜光(蓄光)ラグビースーパーボール
●スイベル(7号)
●ネジ(3.1×13)
このアイテムで作ってしまいます。
《夜光(蓄光)ラグビースーパーボール》
『アルカジックジャパン シャローフリーク』に似ている形状としてはこれしかありません。
しかも夜光(蓄光)とここまで似ている物は無いでしょう。
このラクビーボール形は波に影響を受けにくいのとキャスト時の風の抵抗を極力抑える形状となってますね。
これは市販品では見つけるには難しいと思いますのでネットで注文。
20個入りと50個入りがあります。
1個単価
●20個入り・・・69円
●50個入り・・・51円
※Amazon最安値での価格
当然に数が多い50個入りが安くなります。
《スイベル》
サルカンでは無くスイベルを使います。
理由としては形状にあり、サルカンの樽型に対してスイベルと言うのは筒型の形状をしております。
更にこの『タカミヤ ローリングサルカン』は表面が格子状に切り込みが入っており全体にザラ付きがあります。
真っすぐな形状で表面にザラ付きが有ると接着強度が増すんですね。
なのでこの形状を選びましょう。
サイズ的は7号です。
1個単価
●9.6円
※Amazon最安値での価格
《ネジ》
このネジはオモリとなりますが使用用途により私的には浮かせるだけなら必要無いかなと思っておりますがゲーム内容で沈める場合はここでネジの重さで調整しましょう。
今回は『アルカジックジャパン シャローフリーク』使用で作ります。
ネジの頭の形状も丸だったり平らだったりと種類がありますがこれはお好みですね。
素材も錆びない素材などもありますが価格が少し高めになります。
今回は平らな『さらタッピング』を使います。
重さ的にはエンドバランサーと比べると重くなるんですが、スーパーボールの質量で見ると0.34gではお尻が沈みません。
色々と試してみたのですがこの位のサイズかなと思います。
3.1×13となりますがそんなにキッチリと拘る事は無くこの辺りのサイズでいいです。
1本単価
●3.5円
※Amazon最安値での価格
【作成してみよう】
作り方は至って簡単なんです。
作業に使う道具は作成がてら説明していきましょう。
【前以ての準備】
始める前にこれをやっておきます。
スイベルの片方の所の穴を瞬間接着剤で穴埋めをしておきます。
スイベルの中は空洞になっておりますのでここから接着剤が中に流れ込まない様にする為の処置です。
これをしないと中に接着剤が流れ込み回転しなくなります。
寝かせると流れ込んでしまいますのでこの様な吊るす物を使って下げた状態で穴埋めをしましょう。
これは大事な作業になりますのでお忘れ無く。
【スーパーボールに穴を開ける】
この作業がかなり気を使う作業となります。
慌てずに根気強くやっていきましょう。
スーパーボールには尖った頭と平らな尻があります。
《スイベルを付ける場所》
・オモリを付けない場合は尻に
・オモリを付ける場合は頭に
スーパーボールにスイベルを差し込む穴を開けるのですがスイベルの直系は2.5mmですから出来れば同等辺りの物で穴を開けます。
間違ってもスイベルより小さい穴は開けない様に気をつけましょう。
これはスーパーボールは非常に柔らかく穴以上の太さのスイベルを押し込むと裂けてしまいます。
最悪多少裂けてしまっても瞬間接着剤で穴埋めは出来ますが接着強度が落ちてしまいます。
私が使うのは直径2mmの釘です。
ガスコンロで先端を真っ赤になるまでしっかりと熱します。
釘は素手で持たずペンチ等で持って下さい。
間違いなく火傷します。
そして真っすぐに刺し込みます。
スーパーボールを溶かす訳ですがこれには理由があって穴の内部を固くする為なんです。
スーパーボールの内部は素材的にもろく穴の内部に柔軟性があると衝撃で接着が剥がれ易くなりますので溶かして固くするんです。
ここで注意をして貰いたいのが絶対に無理やり押し込まない事。
溶ける前に裂けが出来てしまいますのでゆっくりと数回に分けて溶かして穴を開けます。
《ドリルを所持してる方》
ドリルを持っている方は使った方が楽です。
刃は2.5mmを使って同様に割れない様にゆっくりと穴を開けて下さい。
後は熱した釘で穴の中を溶かしていきます。
ここにスイベルを一旦刺し込んでキツさを確認して押し込める感じならOKです。
ここでも無理やり押し込むと裂けが出来てしまいますので注意して下さい。
【スイベルの接着】
ここはかなり気を使わないといけない作業になります。
瞬間接着剤を穴にほんの少しだけ流し込んでスイベルを差し込む。
穴が小さいので気を抜くと一瞬で穴が満杯になります。
そんな時は爪楊枝などで掻き出してティッシュで吸い取って下さい。
ここでの注意ですが絶対に刺し込んだ時にこの部分に瞬間接着剤が付かない様にして下さい。
回転しなくなります。
ゆっくりと接着剤の浮き出しを確認しながら差し込みます。
瞬間接着剤が多いと感じたらティッシュ等で素早く吸い取りましょう。
ここで一旦接着が乾くまで置いておきます。
【ネジの装着】
この部分は浮かせるだけでいいなら必要ないと思います。
ジグヘッドの重さにより微妙に沈めて攻める方は付けて下さい。
ここでも穴の開け方は同じになります。
溶かして開ける。
これは穴の内部が固くなる事によりネジが抜け辛くなります。
特に今回使うネジは短いのでそのまま捻じ込むとスーパーボールの素材が砕けますので引っ掛かりが無く抜け易くなります。
ネジを真っすぐにねじ込みましょう。
それでも抜け易いようであれば瞬間接着剤を使用して下さい。
【出来上がり】
この様な状態になります。
ここでスイベルを差し込んでいる所に隙間や裂けがあれば接着剤を慎重に流し込んで微調整して下さい。
重量は10.85gですね。
浮かべてみてもほぼ同じ状態になってます。
パーツとしては入手し易くかなり格安にフロートが出来上がります。
1個単価
●20個入り・・・82.1円
●50個入り・・・64.1円
で作れてしまうですよねぇ。
まとめ
如何でしょうか。
このフロートと言うのも消耗品のアイテムなんですよね。
フロートのロストを考えていると攻めはぐってしまう事もしばしばあります。
そんなストレスを抱えてゲームをするのはかなりしんどいですよね。
私的にはフロートと言うのは飛ばせて浮いてくれればいいと思ってるのでそんなにメーカー物に拘る必要は無いと思ってます。
しかもそれなりのお値段がしますのでね。
自作であれば定価の5/1~6/1の金額で作れてしますんです。
ジグヘッドと余り変わらない単価ではないでしょうか。
出来れば7g辺りの物もあればいいんですが残念ながら今の所は10gしか無い様です。
ロッド使用としては『M(ミディアム)』以上よろしいかと。
こんな記事も読まれてます