我が家はブログタイトルにもあります様に『ファミリーフィッシング』によく行きます。
ファミリーフィッシングの定番と言えばやはり小さい子供がいますのでサビキになってしまいます。
しかし、毎回サビキばかりだと子供が飽きてしまう。
しかもサビキシーズン外はやる事が無くなってしまいます。
そこで、私がオススメしたいのが『ちょい投げ』。
子供と一緒に楽しむちょい投げをご紹介しましょう。
※大人でも楽しめますが基本は子供でも出来るのが前提ですのでお間違いのない様に
ちょい投げとは
投げ釣りみたいに本格的に遠投するのでは無く近場にちょいと投げるから『ちょい投げ』。
ほんとそのまんまです。
後は投げたままでアタリを待つか若しくは少しずつ巻いてアタリを探って来るか。
しかし、子供はジッとアタリを待つ事は無理。
常に動いてないと飽きてしまう。
なので少しずつ巻いて来てアタリを待つ方です。(ズル引きと言います)
子供と楽しむ為に
子供にちょい投げをさせる絶体条件。
それは軽く負担が掛からない事です。
私の息子は5才の時からちょい投げをさせてます。
実体験も含めて今回はこの年齢からを条件にご案内したいと思います。
※大人の私でも単独時はいつもこの仕掛けで楽しんでます
竿(ロッド)&リール
子供は背丈が低いので当然に短い竿。
息子がやり始めた時はリールとセットの安物防波堤用釣りセット。
付属のリールは以外とプラスチックで出来てる物が多くとても軽い。
ただし、壊れやすいので要注意。
道糸は2号~3号。
まずはこれで十分です。
これさえあればサビキにも使えます。
いわゆる子供版万能竿セットと言った所でしょうか。
息子が使ってるのがこのタカミヤのロッド&リールのセット。
とても安いですよ。
使用年数1年。
リールも壊れずにまだまだ現役です。
以外に強い?
他にもこのようなセットもあります。

プロマリン(PRO MARINE) PG ミニコンパクトちょい投げセットDX 165 (DYS-600GS)
- 出版社/メーカー: プロマリン(PRO MARINE)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
それぞれ各メーカーからは少数ながら発売はしてるみたいです。
後はお値段の問題ですよね。
息子が数年後には背も高くなりますのでその時はメーカーの軽い安ロッド&リールに変えてやよろうとは思ってます。
ちなみに息子は現在6才ですがライトエギングでは私のメーカー物の7フィート弱のアジングロッドを使いこなしてはいますが6才児に専用はちょっと勿体ないかな。

メジャークラフト 釣り竿 スピニングロッド 3代目 クロステージ アジング CRX-S692AJI 6.9フィート
- 出版社/メーカー: メジャークラフト
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
このロッドは息子が実際に使ってる私のロッドです。
子供には多少長い感じがします。
もっと軽い物をと思うのであればオモリの重さが10gまで大丈夫な格安アジングロッドで一番短いロッドなら子供のちょい投げにも十分使う事が出来ます。
※サビキをするには無理です
やっぱり軽いですものねぇ。
そこは親御さんのご配慮で結構かと。
子供が出来るちょい投げの種類と仕掛け
子供が投げる事が出来てズル引きをするのに適した仕掛はと言うと仕掛けは短いもの。
仕掛けが長いと使っている竿が短いので上手く投げる事が出来ません。
又、大人みたいに竿をしならせて遠心力で投げる様な事も出来ません。
腕力もありませんので竿に付いてる物を引っ張り投げる感じになります。
(イメージ湧きますかね?)
子供の投げ方はこんな感じの投げ方。
一旦後ろにロッドを持って来てストップ。
そこから勢良く振り切る感じ。
竿がグリップエンドを中心に弧を描く感じではなく竿を全体的に前へ放り投げる感じになりますので穂先は殆どしなりません。
なので極力短い仕掛け。
長いと振り切れなかったり仕掛けが絡んでしまう事になります。
オススメ仕掛け
狙う魚種によって以下の仕掛けを使い分ければいいかと思います。
ブラクリ
針は丸セイゴになっており針も少し大き目。
ガシラなどの根魚を狙うのに最適です。
ちょい投げで海藻の生えてる際などを攻めてみましょう。
ちょい投げに飽きたら足下に落として際を狙うのも良し。
サイズは2号か3号。
L字型天秤(小さいサイズ)
サーフからのちょい投げに最適です。
オモリを簡単に変える事が出来ますので飛距離調整も楽です。
オモリと仕掛けが離れているので絡み辛くなってます。
少し長めの仕掛けを投げる時などに。
仕掛けを付ける所にハリス付の針を結びます。
ハリスの長さは15cm位でいいでしょう。
オモリはナスオモリ5号。
キス天秤(小さいサイズ)
L字型天秤と被る事になりますが更にシンプルにした仕掛け。
キス天秤はL字型天秤と同じ形状の物もあります。
私はサーフでのキス狙いには子供にアタリが分かり易い様にこの『キスライト天秤』。
プラスチック製で軽くて柔らかいのでアタリがよく分かりますので使ってます。
L字型キス天秤でも当然キスのアタリは分かりますよ。
最終的には親の感覚で選べばいいかと思います。
どちらでも釣れます。

Marufuji(マルフジ) M-061 キスライト天秤 8cm
- 出版社/メーカー: Marufuji(マルフジ)
- 発売日: 2013/11/18
- メディア: スポーツ用品
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これも仕掛けを付ける所にハリス付の針を結びます。
ハリスの長さは15cm位でいいでしょう。
オモリはナスオモリ5号。
自作ちょい投げ仕掛け
大抵のちょい投げにはこれで十分。
しかしサーフに不向きです。
漁港では遠くに投げる必要はないのでこれでOK。
ベランダでも高低差があるので以外に遠くまで投げれます。
何にしても仕掛け代が安い。
【自作ちょい投げ仕掛けの作り方】
私がいつも使っている仕掛けをご紹介します。
用意するもの
右から
●中通しオモリ2号
(もう少し重くてもいいですがこの重さがアタリが分かり易いです)
●シモリ玉(中通しオモリの穴より大きければOK)
(サルカンと道糸の結び目がオモリで擦れないように保護目的でかませます)
●サルカン
(サイズは適当です。余り物で十分ですよ。)
●ハゼ針6号
(このサイズが小さい魚も掛かり易く子供が飽きません)
この基本セットで作ります。
全体像は上の自作ちょい投げ仕掛けの画像を参考にして頂ければ分かり易いと思います。
右から繋げて行くだけ。
道糸を通して行きます。
中通しオモリ2号 → シモリ玉 → サルカンに結ぶ
最後に針をサルカンに付けますが、この時にハリスの長さが15cm位になる様に短くカットして結んで下さい。
オモリの重さですが使う竿の固さに合わせて変えて頂いても結構です。
(オモリの重さを感じれる位に)
手軽にリーズナブルにつくれますので是非活用して頂きたい。
応用で、狙う魚種に合わせて針の種類とサイズを変えてみるのもいいですね。
ちなみにこの仕掛けは穴釣に使うブラクリの変わりにもなります。
その時の針は丸せいご針11号を使います。
他のちょい投げはライトジェット天秤仕掛けや胴突き仕掛けなどがありますが子供には適していません。(仕掛けが長過ぎたり重かったり)
補足
L字型天秤仕掛・キス天秤・自作ちょい投げ仕掛けは根が掛かるとハリスが切れます。
餌取りのフグが掛かるとハリスを切られます。
ですので針はかなり余分に持って行った方がいいです。
私の場合はこれらの仕掛けを使う時は家族分を考えて最低でも2袋~3袋を用意して行きます。(1袋6~7本位入ってます)
針
オススメはハゼ針6号。
流線形になっており6号と針も小さいので小さい魚も掛かり易い。
大きくても7号までがいいですね。
小さすぎると大き目の魚が掛かり辛くなります。
もしくはキス針6号でもOKです。
やはり大きくても7号までがいいです。
基本的に子供向けちょい投げは流線型が掛かり易くていい訳です。
根魚狙いなら丸セイゴ針11号。
ブラクリ仕掛け3号と同じ位のサイズの針になります。
この針になりますとハゼ針6号で掛かる小さい魚は掛かり辛くなりますが、その分大き目の魚が掛かり易くなります。
子供はアタリよりも釣果を重視します。
アタリがあっても釣れないとすぐに飽きてしまいます。
釣りたい魚が決まってるのならばその魚種専用の針を使うのも釣果を上げる為の一つとなります。
この針の選択は一番重要なパーツとなります。
釣り場
大きく別けて3つ。
①ベランダ
②漁港
③サーフ
そして一番大事な事。
ズル引きをするには海底に障害物が無い砂地。
これが条件になります。
障害物があると即効根掛かりで釣りになりません。
根掛かりのストレスが無いポイントでの釣りになります。
①ベランダ
ベランダは柵が付いてるからファミリーフィッシングには最適です。
しかし、小さい子供は背丈が届かない事が殆ど。
なのでクーラーBOXに乗せてあげましょう。
この上から仕掛けを投げる事になりますのでクーラーBOXは安定感がある様に大きめを用意。
狙える魚種は根魚を中心として豊富です。
ガシラ・アブラメ・ベラ・テンコチ・チャリコ・ハゼ・カレイ(稚魚) ・キスなどなど。
②漁港
柵が無い分かなり投げ易くズル引きし易いです。
海面までの高さも余りないのでもしもの時にも安心感はありますが必ずライフジャケットを着用させて下さい。
釣れる魚種は場所によりますがキス・ハゼ・ベラなどなど。
③サーフ
子供にとってはここが一番やり易いようです。
落ちる心配もないですから本人も気兼ね無くやれるみたいですね。
只、自分で投げると海面までの高低差が無いので手前にしか飛ばないです。
だけど自分で投げるのが楽しいらしい。
たまに親御さんが遠投してあげてもいいです。
後は自分でズルズルと引いて来ます。
混雑してる事も殆どないので練習には持ってこいですよ。
釣れる魚種は場所によりますがキス・チャリコ・ハゼ・フッコ・コチ・メッキ・キビレ ・カレイ(稚魚)などなど。
避けたい場所
テトラポットはやめて下さい。
足場も悪いですし大変危険です。
私的には防波堤も避けたい。
潮の流れが早い所も多く幾らライフジャケットを着用してるとは言え大変不安です。
しかも海面までの高さがある所も多いですし。
餌
基本は虫と言われるもの。
ちょい投げの針は海底に着底しています。
狙う魚は基本的に根魚。
底にいる魚になります。
海底をズル引いて来ますので虫が針に引っ掛が良く餌持ちします。
なので虫が一番。
アオイソメ
イシゴカイ
が殆どになると思います。
目安はハゼやキスはイシゴカイ。
その他の根魚はアオイソメになります。
針に付けた虫の大きさは針先から少し先の所で切ります。
これ位の長さで十分です。(これはイシゴカイを付けた所です)
他の虫でマムシがありますが高価ですし極太の為にちょい投げの針には大き過ぎます。
オキアミなどのエビは投げた時に外れる事が多くズル引きしてると簡単に取れてしまいますので使わない方が無難かと。
釣り方
準備も整いいよいよ実釣になります。
一般的なちょい投げのズル引きは
①投げて仕掛が着底するのを待つ
↓
②テンションがかかるまで糸フケを取る
↓
③ゆっくりと竿を持ち上げる
↓
④テンションを保ちつつ糸フケを巻きながら竿を元の位置に戻す
↓
⑤暫くアタリを待つ
↓
③~⑤
の繰り返し。
子供の場合は ③~⑤が難しい。
なので
③ゆっくりとリールを巻いて来る
となります。
仕掛が戻って来たら投げ返す。
この繰り返しです。
たまに代わりに投げてあげて長目にズル引きをさせてあげるといいです。
その他
釣れる魚種は基本は根魚です。
根魚は海底にある餌を吸い込んで捕食しますので口に掛り易い流線型の針が適してる訳ですが針を飲み込まれる事が非常に多い。
ですので針外しは忘れない様にして下さい。
まとめ
ファミリーフィッシングにおいて一番気にしなければいけない事は子供が飽きてないかと言う事。
いつの間にか親が必死になり子供は置き去りと言う経験はないでしょうか。
子供にとってはファミリーフィッシングは楽しみの行楽の一つとなっております。
その子供が置き去りにされて『つまらない』と感じると次から『行かない』になってしまうと最悪はトラウマとなり釣りに対して拒否反応を起こしたりもします。
是非にあの手この手で楽しませてあげて下さい。
今回の『ちょい投げ』は楽しませる為の方法の一つです。
拙い記事ですが少しでもご参考になれば幸いです。
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