ファミリーフィッシング=サビキ釣り
と思っておられるお父様方は多いのではないでしょうか。
これはファミリーフィッシングに於いて基本形なのでOKなのですが一年を通してのサビキ釣りは難しいですし毎回サビキ釣りと言うのも釣れる魚種は限られて飽きてしまう。
毎回豆アジとイワシばかりはちょっとね・・・。
やはり年間を通して色んな魚種が狙える釣りを考えないといけません。
一番重要なのは子供が出来る釣りです。
子供にも出来る釣りを年間を通してあらゆる釣りをして行く訳ですが大切なのは子供でも釣果がある釣り。
釣れないと飽きてしまいますが仕掛けを落として頻繁にアタリがれば結構楽しんでくれます。
その様に考えると狙いは小物釣りとなって来ます。
子供が投げる事が出来ない遠投投げ釣りなどファミリーフィッシングでは論外です。
- サビキ以外の釣りは何か
- 最適の釣り場は?
- ちょい投げと胴突き仕掛けの違い
- オーソドックスちょい投げ仕掛けアイテム
- ちょい投げの年間通して有効な針
- ちょい投げキス狙いの針
- ちょい投げハゼ狙いの針
- オーソドックスちょい投げのまとめ
- 遠投型ちょい投げアイテム
- 胴突き仕掛け
- 自作胴突き仕掛け
- カワハギ胴突きの針
- 豆知識
- 仕掛けアイテムの整理
- 年間で狙う魚種
- まとめ
サビキ以外の釣りは何か
基本はちょい投げと落とし込み。
これで年間を通してファミリーフィッシングをカバー出来ます。
仕掛けは至って簡単。
・ちょい投げ仕掛け
・胴突き仕掛け
この2種類を覚えて下さい。
これだけです。
この2種類の仕掛けに使うアイテムは年間通して変わらないので常に買い置きをしていると急なファミリーフィッシングになってもすぐに仕掛けを作れます。
本当に難しくはありません。
後は狙う魚の専用針を使うだけ。
最適の釣り場は?
ファミリーフィッシングとなればやはりベランダとなります。
防波堤は高さがある所が多くライフジャケットを装着していても不安があります。
その点ベランダとは安全柵がある釣り場。
小さいお子様でも安心して釣りが出来ます。
但し安全柵の高さがありますので踏み台は忘れないで用意して下さい。
我が家はクーラーBOXを踏み台代わりにしております。
そしてやはり港内は外せません。
港内とは漁船などを係留している船着き場です。
サビキのメジャーポイントでしょう。
ここでも
・ちょい投げ仕掛け
・胴突き仕掛け
は非常に活躍してくれます。
港内は当然に安全柵などありませんのでお子様にはライフジャケットの装着をお忘れなく。
ちょい投げと胴突き仕掛けの違い
《ちょい投げ》
・底を狙う
・魚種としては根魚が基本
底には年間を通して何かしらの魚がいます。
勿論、釣りのシーズンオフにもです。
なので年間で一番よく使う仕掛けとなります。
仕掛けは2種類あります。
・オーソドックス型
・遠投型
餌は虫餌で一般的にはアオイソメがお薦め。
《胴突き仕掛け》
・底~中層までの泳いでいる魚種を狙う
・魚種は多種多様
釣りシーズンにはとても釣果がある仕掛け。
サビキ釣りと併用して狙って行けます。
市販品では狙う魚種により様々な専用仕掛けがあります。
投げても良し。足下に落とし込んでも良し。
万能仕掛けです。
オーソドックスちょい投げ仕掛けアイテム
一年で一番多く使う仕掛けです。
・中通しオモリ2号
・サルカン サイズ12
・発光玉3号
これが基本となりますので買い置きして下さい。
中通しオモリ2号は3袋程持っていると安心です。
仕掛け全部の価格も安い物なので揃えてもリーズナブルです。
《仕掛けの概要》
仕掛けの作り方はこの順に繋げるだけですぐに作る事が出来る。
後はその季節の魚種に合わせてハリス付の針を変えるだけ。
ちょい投げの年間通して有効な針
使う針はキツネ鈎1号となります。
防波堤や漁港などでは小物が殆どです。
一番小さい針が色んな魚種を釣り易い。
一般的には『大は小を兼ねる』と言いますが釣りに関しては『小は大を兼ねる』です。
《オーナー 白狐1号》
キツネ鈎1号の中でもハリスが1.5号と太くなっておりますので根が荒いポイントでは使う様にしましょう。
《ササメ針 キツネ鈎1号》
こちらはハリスが1号となっております。
オーソドックスな釣り針です。
ちょい投げキス狙いの針
キス鈎にも様々な種類があります。
ネームで分かる様に色んな理由があり針の形状が違っております。
お勧めは画像真ん中のオーソドックスなキス鈎。
お子様にも使い易いと思います。
サイズは7号を使って下さい。
ちょい投げハゼ狙いの針
このハゼ鈎はカラーが2種類あります。
『赤』と『燻し』ですが難しい事は考えずに売っている物でどちらでも構いません。
針のサイズは6号です。
オーソドックスちょい投げのまとめ
専用針に拘らなければこのセットで年中ファミリーフィッシングが楽しめます。
キツネ鈎と白狐のどちらでも構いません。
この針でもキスは釣れますしハゼも釣れますのでご安心を。
足下に落としても良し。投げても良し。
年間を通しての万能の仕掛けです。
取り敢えずはこのアイテムを揃えましょう。
遠投型ちょい投げアイテム
基本的にはサーフからキスなどを狙う時のライト天秤仕掛けとなります。
我が家は年に1~2回サーフに行きますが一般的にファミリーフィッシングに於いてサーフの釣りは余り無いと思いますがもしもの時の為の参考までに。
種類はL字型や弓型があります。
弓型は感度重視の天秤になりますが子供にも使い易いのはL字型がお勧め。(画像左端)
オモリと針の距離が空いてますので絡みにくくなってます。
サイズも様々となりますが小さいサイズを選んで下さい。
目安はオモリ適合5号までの仕掛けです。
この仕掛けを使う機会は余り無いのですが防波堤から遠目を狙いたい時やサーフからのちょい投げではこの仕掛け。
何故に遠投が出来るかと言うと重さのあるオモリを使う事が出来るから。
天秤仕掛けだから飛ぶのではなくオモリの重さで飛びます。
《仕掛概要》
L字型天秤はこの様な感じになります。
オモリと針の距離が空いてますので絡みにくい作りです。
重りはナスオモリの5~6号。
弓型天秤はこの様な感じになります。
キス狙いの仕掛けに多い形です。
アタリが感度良く伝わる仕掛けとなってます。
子供はこれでも使う事が出来ますのでキス狙いではお勧めです。
重りはナスオモリの5~6号です。
《使う針 》
使用する針は上記の『ちょい投げの年間通して有効な針』と同じ針を使います。
違う所はハリスの長さです。
ハリス付の針は大抵は45㎝のハリスが付いてます。
そんなに神経質になる事はありませんので30㎝~45㎝位でセッティングしましょう。
胴突き仕掛け
お店の胴突き仕掛けコーナーに行くと様々な種類の胴突き仕掛けが置いてあります。
・カワハギ胴突き
・カサゴ(ガシラ)胴突き
・メバル胴突き
・五目胴突き
などがメジャーかと思います。
それぞれに針の形状やサイズ、枝スの長さや針と針の間隔が違っております。
只、言える事は市販品はどの仕掛けも針が大きい事。
波止際狙いの釣りとなりますので出来れば3号以下の針を使いたい。
市販品を買う時の私のオススメはズバリ『カワハギ胴突き』です。
ネーム的には五目胴突きがピッタリの様な感じがしますが使われている針はメーカーにより様々で『袖鈎』『メバル鈎』『丸セイゴ鈎』が多いですね。
これらの針はアゴ(ふところ)が大きいので波止際の小物狙いには子供にとって掛け辛い様に思います。
そして売っている仕掛けの針サイズが大きい。
その点カワハギ胴突きは『キツネ鈎』で扱い易く売っているサイズも1号からあります。
気を付けて頂きたいのはカワハギ仕掛けには『キツネ鈎』と『ハゲ鈎』の2種類があります。
『キツネ鈎』の方を選んで下さい。
名前は『カワハギ』となっていますが針的には万能仕掛けです。
これに使うオモリはナスオモリ。
5号を使って下さい。
軽すぎると波に流されてしまい重いと根掛りし易くなります。
これで投げる場合は潮の流れが速い所でも6号まで。
仕掛けの購入数は一人辺り2袋は用意したい所。
1袋2仕掛け入ってますので最低で1人4仕掛けの計算で。
ナスオモリはロストを考えてファミリーフィッシングでは最低で2袋は用意した方がいいでしょう。
自作胴突き仕掛け
市販の胴突き仕掛けと言うのは2セット入りで350円前後します。
釣り場にも寄りますが根が荒いポイントでは根掛りをしてしまい針が1本また1本と無くなって行く事が殆ど。
最悪は仕掛け事無くなってしまう事も。
非常に消耗が激しい仕掛けなんです。
それに掛かる金額を考えると自作した方がかなりリーズナブルに作れます。
お値段は僅か半値で1セット作れます。
ファミリーフィッシングとなるとロストする数も多くなりますので私は自作をお勧めしたい。
《自作胴突き仕掛けアイテム 》
私のお勧めの基本形となります。
・ハリス(フロロカーボン3号)
格安のセール品で十分です。
・スナップ付きサルカン 8号
5号のオモリを付けますので小さすぎると不安があります。
・ハリス付針
ハリス付の針はちょい投げ仕掛けと同じです。
1つの仕掛けに3本の針を使いますので作る仕掛けの数を考えてまとめ買いをして下さい。
《オーナー 白狐1号》
キツネ鈎1号の中でもハリスが1.5号と太くなっておりますので根が荒いポイントでは使う様にしましょう。
《ササメ針 キツネ鈎1号》
こちらはハリスが1号となっております。
オーソドックスな釣り針です。
《自作胴突き仕掛けの作り方》
ハリスとなるフロロカーボン3号にハリス付針を3本結んで行きます。
上と下にはスナップ付きサルカンを結びます。
結ぶ枝スの長さは狙う魚種やお好みになりますが私のお勧めは1㎝~5㎝が感度が良くアタリを取り易いです。
余りに長すぎるとハリスに絡まる原因になったり根掛し易くなりますので要注意です。
結び方は過去記事に詳しく書いていますのでご覧になって下さい。
【自作仕掛け】意外に簡単 胴突き仕掛け(枝スの出し方)
以外に思っている程難しくはありませんので是非に挑戦して頂きたい。
作り慣れると市販品を買う気が失せてしまいますよ。
自作仕掛けには当然ながらパッケージと言うのがありませんのでこれも自作で作ってまとめておきましょう。
持ち運ぶ時には必須のアイテムです。
自作仕掛けの収納はこちらの過去記事を参考にして下さい。
【胴突き仕掛け】自作胴突き仕掛け収納アイテム @身近な物で作ってみよう
カワハギ胴突きの針
使う針は『カワハギ鈎』『ハゲ鈎』 の2種類。
右から2番目にある『オーナー 白狐』は『ササメ針 カワハギ鈎』が無かった時の代用になります。
・ササメ針 カワハギ鈎1号
・オーナーばり ハゲ鈎2号
《カワハギ鈎とハゲ鈎の違い》
ハゲ鈎は『ネムリ鈎』と言って針先が内側に向いておりカワハギの小さい口に掛かり易い形状となてます。
豆知識
私が自作胴突き仕掛けに使っている針。
基本形に使うササメ針と言うメーカーの『キツネ鈎』と『カワハギ鈎』ですがこの2種類は全く同じ針なんです。
重ね合わせるとこの通り。
この2種類の違いはハリスの太さ。
キツネ鈎・・・ハリス1号
カワハギ鈎・・・ハリス1.5号
となっているんですね。
カワハギは固い歯を持っておりハリスを咬み切る事があるのでカワハギ用はハリスを太くしているんです。
同メーカーだからこの様に出せるのでしょうね。
仕掛けアイテムの整理
釣りの種類が多くなれば成る程に小道具や針が溜まって来ます。
特に針の種類は多くなります。
使う時に『どこに仕舞ったっけ?』とならない様に一つにまとめておきましょう。
この様に大き目の容器などにまとめて入れておくといつでも取り出せます。
又、サルカンや発光玉や中通しオモリなど小さい物は無くし易いのでケースに入れて持ち歩くと非常に便利。
使い終わった小物も持ち帰り破棄するのではなく真水に浸して塩抜きをしてしっかりと乾かして次回に使い回しましょう。
年間で狙う魚種
これらの仕掛けを使って年間を通じて何月に何を狙えばいいのか悩む所だと思います。
ファミリーフィッシングに於いて狙える魚種をまとめてますので目安として是非に参考にして頂きたい。
【1月~6月】
【7月~12月】
実際に我が家のファミリーフィッシングに於いて狙っている魚種です。
まとめ
ファミリーフィッシングで出来る仕掛けは『サヨリ仕掛け』や『ブラクリ仕掛け』などまだまだありますが今回はファミリーフィッシングでお子様にも簡単に釣れるお手軽仕掛けと言う事で2種類を書いてみました。
取り敢えずこの2種類で年間を通してサビキ釣り以外のファミリーフィッシングが楽しめますのでお勧めの仕掛けです。
是非に家族で楽しい時間を過ごして下さい。
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