いよいよタチウオのシーズンとなって来ましたね。
タチウオと言うのは回遊魚となりますので毎回いつでも釣れる訳ではありません。
回って来る季節とタイミング次第となります。
さて、魚の釣りに於いて狙い方に『~派』と言うのはどんな魚種にも存在するんです。
『餌釣り派』『ルアー派』『ワーム派』など一部を上げるとこんな感じです。
それぞれに一長一短で良い所もあれば悪い所もあります。
そんな中でどの釣り方を選ぶかはアングラーの皆さん次第となる訳ですがタチウオもしかりで数種類の狙い方があるんですが私のお勧めは断然『ワーム』で狙うのをお勧めします。
その理由をご説明しましょう。
【タチウオを狙う種類】
簡単な表にしてみました
私の知っている限りですがこんな感じでしょうか。
《ワーム》
・ワインド
ワームでの王道の釣り方
・フラップ
テンヤをワームと融合した新しい釣り方
《ジグ》
ジギングでの釣り方
《エサ》
・浮き
オーソドックスな釣り方
・テンヤ
昔からの歴史ある釣り方
タチウオを狙うだけで少なからずこれだけの種類があるんですね。
何でこれだけの釣り方があるのか。
そう思いません?
それはタチウオとはそれ程に奥が深いからんですよ。
【一番釣れる釣り方は何か】
ハッキリ言ってエサ釣りですね。
どの魚種何に於いても生が一番。
これは認めざる得ないです。
疑似餌よりも本当のエサを好むのは当然でこれは紛れもない事実です。
やはり我々人間も、特に殿方であればダッチワイフより生の・・・いやいや💦
失礼しました。
例えがよろしくなかったです。
とにかく生き物であれば食べれる生が一番ですね。
では何故に釣りに於いてワームで狙うやり方が存在するんだと思いますか?
例えば、アジを釣るにはサビキでやれば一気に鈴なりで釣れるのにワームで狙って一匹づつ釣る。
非常に効率が悪い。
なのにワームでやるアジングは人気があるんですよね。
何故なんでしょうか。
【ワームの魅力】
エサで釣れるのにワームで狙う魚は多くの魚種が当てはまるのではないでしょうか。
・アオリイカ
・アジ
・メバル
・サバ
・青物
・タチウオ
・カマス
・ヒラメ
・ガシラ
などなど
挙げだしたら切りがありませんが何故に敢えてワームで狙うのか。
それには色々な理由があるんですが、やはり一番はワームをベイト(餌)と勘違いさせて魚に食い付かせる快感だと思います。
エサ釣りが『静』であればワームは『動』なんです。
魚が食い付いて来るのを待つのでは無く強制的に食い付かせる攻めの釣りなんですね。
一投一投が魚との真剣勝負。
魚にワームだと見切られたら負けなんです。
だからワームは面白い。
【ワームの利点とは】
≪生餌が不要≫
・わざわざ釣具屋に買いに行く必要がない
・何時なんどきでもすぐに始められる
・餌の残りを気にする事なく何時でも終了出来る
・煩わしい餌つけがいらない=手返しがいい
ほんと私的には一番の理由ですね。
タックルさえ持ち歩けば時合が来た時にピンポイントにすぐに始められるんですよ。
例えば、エギングでアオリイカを狙ってたが隣でタチウオが掛かっている。
こんな場合でもすぐにタックルが組めるんです。
時合がくるかどうか分からないのに生エサは持ち歩けません。
又、時合が来た時の手返しが餌では悪くなります。
針からタチウオを外して餌を改めて針金でグルグル・・・。
時合は待ってくれませんね。
非常に時間が勿体ない。
《状況に応じた攻めが出来る》
・カラーが豊富
・形状が豊富
・ヘッドの重さが豊富
タチウオも生き物なのでその日の体調も当然あるんです。
レンジ(深さ)や食欲などその日により当然に違って来るんです。
それに合わせたピンポイント攻めが瞬時に出来るんですね。
しかも自然環境では潮の流れと言うのも存在します。
激流での餌釣りはすぐに流されて釣りにならないのではないでしょうかね。
ワームは状況に応じた重さのヘッドを使い流されながらも攻める事が出来る。
これがワームの良い所なんです。
又、食い渋っている時に餌では指を咥えて見ているだけしか出来ませんがワームは狙う事が出来ます。
これを我々は『捕食スイッチを入れる』と表現しております。
後程にご説明しましょう。
【ゲーム性】
タチウオに限らず他の魚種にも言えるんですが如何にどんな状況に於いても獲物を狙えると言うワームアングラーには自負があります。
・潮の速さに合わせてヘッドも重さを変える
・海水の濁りや月明かりに合わせてワームカラーを変える
・釣れるタチウオのサイズに合わせてワームサイズや形状を変える
・アタック状況によりワームの操作を変える
これだけの状況に合わせてタチウオを狙います。
これは餌釣りでは決して出来ない事なんですね。
如何にタチウオに興味を持たせるかが出来るんです。
ほんとに頭脳勝負なんですよ。
だからゲーム性があるんです。
自分の見立てた状況に応じたタックルでドンピシャにタチウオが掛かった時には満足この上ない1本となるでしょう。
【強制補食】
餌釣りと言うのはタチウオに食欲が無ければ釣れません。
お腹が一杯であったり餌に興味が無ければ食い付いて来ません。
餌釣りでは『はい、終了~』なんです。
しかし、ワームはそんな事はないんですね。
生き物と言うのは野生本能があり獲物を見付けると瞬時に襲う習性があるんです。
これを『捕食スイッチを入れる』と言います。
この習性を引き出させる事が出来るのがワームの操作性なんです。
・ダートの回数を変える
・シャクルるリズムを変える
・フォール時間を変える
・ダートの方向性をランダムにする
色々なやり方がありますが、こんな事ってエサ釣りでは絶対に出来ない事なんです。
『捕食スイッチを入れる』のはワームでしか出来ないので食い渋る時でもタチウオを狙う事が出来るんです。
これはタチウオ以外の魚種でも同じ様に『捕食スイッチを入れる』事が出来ます。
皆さん、どうでしょうか。
強制的に捕食させるんです。
野生本能でワームに襲ってきますのでロッドに掛かる食い付いた時の衝撃はかなりのもので餌釣りでは絶対に体感出来ないバイトである事は間違いありません。
ワームアングラーにはこの上ない達成感が湧いて来る瞬間です。
【まとめ】
もう一度言いますがよく釣れるのは餌釣りです。
釣り方の中ではやはり最強です。
しかし、ガッツリと食い付く状況ではワームにも食い付いて来ます。
食い渋る状況ではワームが有利となります。
何と言ってもタチウオに対してのアピール力が違います。
環境と状況も含めて悪条件ほどワームは強い。
誤解しないで頂きたいのは決して餌釣りを否定している訳ではありません。
私も昔は磯でグレ釣りをしておりましたので餌釣りでの『攻める』と言うのは私もやっておりましたので理解しておりますがワームの攻めるとはちょっとニュアンスが違うんですよ。
ここはどうか餌釣り師の皆様には理解頂きたい。
さて、このワームと言うのはヘッドも合わせてまだまだ進化し続けております。
最後に申し上げますが、タチウオが回遊して来なければ何でやろう、どんなに頑張ろうと掛かる事はありません‼️
しっかりと回遊状況を見極めて挑みましょう。
ワームでのタチウオ狙いで感動ある1本を体験してみては如何でしょうか。
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