手軽に釣れて食べて美味しい川釣りの楽しみであるテナガエビ。
このテナガエビは意外に川の到る所にいます。
テナガエビ釣りは専用の竿を揃えて専用の仕掛けと餌で釣る方が多いと思いますがそこらにある物でお金を掛ける事無く釣る事も出来ますのでファミリーフィッシングには最適の釣りじゃないかと思います。
テナガエビ釣り概要
主な生息場所は河川の汽水域となります。
私の経験では河口付近によくいる印象がある。
季節は梅雨の時期辺りから夏の終わり位までがシーズンとなります。
これは繁殖期がこの時期になる為に浅場で釣れるようになります。
基本は夜行性ですが日中でも日陰になる場所にいますので小さいお子様にも安心して釣を楽しむ事が出来ます。
テナガエビ
テナガエビでも『 テナガエビ』と『ミナミテナガエビ』の2種類いますがテナガエビ釣りと言えば『ミナミテナガエビ』となります。
《ミナミテナガエビ オス》
特徴はこの長い手にあります。
《ミナミテナガエビ メス》
ハサミの大きさでオスとメスがわかります。
狙うポイント
日中はこの様に隠れております。
狙うキーワードは『際』がポイントになってきます。
《河川敷の草の下》
草の裏に隠れていますので際に落として誘ってみましょう。
《ブロックの隙間》
ブロックの隙間や穴は狙い目。
アタリがなければ移動して行きましょう。
《石や岩の下》
この様な所に隠れておりますが足が入れれる所では釣らなくても網ですくえます。
石の下を覗いてみると長いヒゲが見えたりしますよ。
この様なポイントはテナガエビ以外にもスジエビなどもいます。
このスジエビも食べる事が出来ます。
又、シラサエビの代わりに釣りの餌にも使えますね。
お子様を水遊びさせながらの釣りも楽しいものです。
仕掛け
《竿》
小物釣り用の振り出しザオ。
足元近くを探るだけなら1.5~2m程度。
少し沖をねらう場合などには2.5~3mの長さがあると便利。
正直な所、足下を探る場合の竿は何でもいいです。
ぶっちゃけて言うとそこら辺の落ちている棒っ切れで代用可能。
昔懐かしいザリガニ釣りを思い出して頂ければ分かり易いかと。
《仕掛け》
自作仕掛けで作る事も出来るが市販品を買った方が簡単でいいです。
市販の専用仕掛けでもウキが2種類あります。
・シモリ仕掛け
がまかつ(Gamakatsu) テナガエビ仕掛(シモリウキ)2.7M TS101 3号-ハリス0.4
- 出版社/メーカー: がまかつ(Gamakatsu)
- メディア: スポーツ用品
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足下を探る場合はこのタイプがオススメ。
玉ウキよりも浮力が軽いのでアタリが分かり易い様に感じます。
・玉ウキ仕掛け
沖を探る場合や足下でも水の濁りが強い時はシモリ仕掛けだと非常に見辛くなりますのでこの玉ウキ仕掛けがオススメ。
・念の為にハリス付の針も用意
殆んど使う事はないと思いますが念の為に用意しておきましょう。
購入時に注意して頂きたいのが道糸の長さ。
基本は竿と同じ長さにします。
市販の仕掛けの全長が数種類ありますので竿にあった長さを選びましょう。
又、竿に対して短ければ切って、長ければ糸を継ぎ足して竿の長さに合わせて調節しましょう。
自作仕掛け
アイテムはこちら。
・0.8号のナイロンラインかフロロライン
・エビ針 2号
・玉ウキ
・ガン玉
・ハリス止め
・ゴム管
これで作ります。
ラインは格安無名ナイロンラインでも十分です。
別段0.8号に拘る必要もありませんが細い方が巻きクセが付きにくいので扱いやすいと思います。
こんな感じ。
ウキ釣り仕掛けと全く一緒ですので至って簡単な仕掛けになります。
ポイントとしては玉ウキの頭が水面ギリギリで出る位の重さのガン玉を咬ませるとアタリが取り易いです。
ハリス止めを使うのもお忘れなく。
ハリスが極細だと結ぶのに手間がかかりますのでこのハリス止めを使う事をお勧めします。ハリスを咬ませるだけで付ける事が出来ますので針の交換も簡単に出来ます。
↓↓↓詳しい手作り仕掛けの作り方はこちら↓↓↓
餌
赤虫
この赤虫は釣具屋により置いてない店もありますので前以て確認をした方がいいです。
針の刺し方は黒い部分にちょん掛けして針先は出します。
赤虫は暑さに弱いので保冷剤と一緒に餌箱などに入れておくかクーラーBOXに入れて小出しにしましょう。
《赤虫の保存方法》
残った赤虫は水を張った容器に入れて冷蔵庫で保存出来ます。
毎日水を入れ替えれば数週間は大丈夫。
イシゴカイ
赤虫が店頭に無い場合はイシゴカイで代用出来ます。
小さく切って使いましょう。
カニカマ
エサ代を安く済ませるにはスーパーでカニカマを購入しましょう。
虫餌が苦手な方にはオススメ。
これでも釣れるんです。
かなりコスパな餌ですね。
ちなみにブラックタイガーを小さく切った切り身でも釣れます。
テナガエビは基本ザリガニと同じです。
釣り方
至って簡単。
足下を探る場合は穴や隙間に落とし込んで、少し沖を探る場合はポイントに投げてウキの様子を伺っているだけです。
しっかりとウキを見ていて下さいね。
《見極めのポイント》
テナガエビはハサミで餌を捕食したら穴の奥に戻って食する傾向にあります。
なので最初のアタリはハサミで掴んだ状態。
ここで引き上げるとバラシてしまいます。
もう少し辛抱してウキが奥に入り込むまで待ちましょう。
その内にウキの動きが止まりますのでこのタイミングで引き上げます。
《実践動画》
とても分かり易く解説してくれています。
【Honda 釣り倶楽部】テナガエビ釣り入門講座 CHAPTER 04 テナガエビ釣りの基本Part01
釣ったら生かしてておく
釣ったら出来るだけ生かしたまま持ち帰る様にします。
その為にブクブクを用意しておきましょう。
ブクブクタンクやシラサエビ用のクールBOXがあると大変便利です。
持ち帰ったら半日ほど泥を吐かせて泥臭さを取ります。
私は前以て水道水を用意しておいて生かしついでに泥を吐かせておきます。
そうすれば帰宅後すぐに調理可能になります。
《ブクブクタンク》
伸和(SHINWA) ブクブクタンクセット 10 ダークグレー (DGR)
- 出版社/メーカー: 伸和(SHINWA)
- 発売日: 2014/12/24
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ブクブクを点けたまま水をこぼす事なく持ち帰りが出来ます。
これはテナガエビ以外にも小物の魚を活かして持ち帰るのにも大変に便利。
使い回しが効く物です。
《シラサエビ用バケツ》
このタイプは通常のクーラーBOXと同じように蓋が密封出来ますので水漏れの心配がありません。
基本はシラサエビ用のクーラーBOXですが付属のアイテムを取り外すと通常のクーラーBOXとしても使用可能。
《ブクブク》
ブクブクは強弱スイッチが付いていると大変便利です。
これ一つを持っていると他の釣りにも使えますので持ってて損はありません。
便利アイテム
《ピンセット》
先が尖っている物。
この様に針が口に掛かって上がって来ますので飲み込まれてる場合はピンセットで取ります。
そうすれば生かしたまま針を取る事が出来ます。
《虫エサつかみ》
赤虫はかなり小さく掴み辛いのでこの様なアイテムがあると手返し良く釣をする事が出来ます。
又、虫餌が苦手な方にも大変便利なアイテムとなります。
オススメは『マルシン漁具 虫エサつかみ』
二本入りでお値段もリーズナブルです。
これの凄い所は先端部にウレタンを装着している所。
挟んだ時に虫エサを潰す事無く挟む事が出来き、表面に紙ヤスリのような滑り止めが付いてますので滑る事なくしっかりと掴めます。
テナガエビ料理
先ずはしっかりと泥を吐かせて下さい。
そして調理時にしっかりと体のヌメリを取る事。
これだけで泥臭さは無くなります。
テナガエビの料理と言えばやはり王道は素揚げですね。
カリッと揚げて塩をまぶして出来上り。
ビールのお供に最適です。
まとめ
このテナガエビ釣りと言うのは梅雨の時期辺りから夏の終わり位までの風物詩と言った感じでしょうか。
我が家は数回とは行きませんがシーズンになれば1回は行く恒例行事となっております。
とても季節を感じれる魚種です。
河川敷ではきれいに整備されてる所も多いので安心してお子様と楽しむ事が出来ると思いまよ。
是非に皆さんもファミリーフィッシングでテナガエビ釣り楽しんでは如何でしょうか。
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