安物リールとそうでないリール。
マイナーメーカーとメジャーメーカーのリール。
何が違う?
ラインを巻ければ問題ないのでは?
と思いません?
私は以前にその様に思っておりました。
しかし使ってみると全く別物。
私は基本ダイワ派なのでダイワのリールを使っております。
と言うよりシマノの選び方がいまいちわからないから結果的にダイワばかり買ってると言うのが本当所です。(;^_^A
シマノのリールは申し訳ないが細かい所はわかりませんがダイワと変わらないと思います。
なのでダイワリールでの内容になります。
- 巻くとこんなに違いが
- オススメのリール
- オススメする理由
- 機能説明
- スプールサイズ
- 巻けるラインの長さ
- ベアリングボールとローラー
- オススメしたい購入方法
- 購入後の使い方
- 『クレスト2004』ご紹介
- まとめ
巻くとこんなに違いが
数カ月前に嫁様様に某マイナーメーカの安リールを購入しました。
購入後に早速PEラインを巻いた所スプールに均等に巻けずこんな状態。
均等に巻けなくて全体の表面も滑らかではなく凸凹。(PEライン0.3号)
これではキャスト時やゲーム中にライントラブルの元になります。
実際に嫁様が数回使いましたが毎回ライントラブルでその度にPEラインを切って捨てる羽目に。
一流メーカーではこんな感じ。(ダイワ)
ほぼ均等にキレイに巻けます。(PEライン0.3号)
表面滑らかです。
同じPEライン0.3号を巻いてもこれだけの違いが出て来ます。
一目了然ですよね。
ちなみにこのリールはライトゲームに使用しているダイワの『レブロス2004』ですが決して高くはなく安い方のリールになります。
※現在はモデルチェンジでLT2000Sとなってます
それでもこの違い。
ちなみにこちらはダイワの『エクセラー2500』です。(PEライン0.6号)
経験上から言うと
マイナー安物リールは買わないっ‼
です。
ライントラブルの度にPEラインが無くなっていきます。
最悪の場合はロッド破損にも繋がってしまう。
マイナー安売りリールの中には機能が良い掘り出し物もあるかもしれませ。
しかしそんなリールに当たる確率はかなり低い。
当たるまで無駄金を使い続ける事になります。
だったら初めから一流釣具メーカーの中で最低限の機能を備えて尚且つ安いリールを買った方が良い。
その方が結果的に節約で安心。
決してマイナー格安リールが悪いと言ってる訳ではありません。
ファミリーフィッシングでしかもナイロンラインでサビキだけをする為に安リールの釣り具一流メーカー物を選ぶ必要はないと思います。
今回は色んな釣りに使い回す事とPEラインを使用する事などを前提に尚且つ安いリールとなってます。
オススメのリール
前回にご紹介した記事
『【万能ロッド】釣り初心者必見‼オススメの2本で防波堤釣りをカバーする』
と合わせて見て頂きたい。
要は流れ的に《続き》と思って頂ければいいかと。
なので今回も同じコンセプト。
・安い
・装備が良い
・安心のメジャー釣具メーカー
オススメした2本のロッドに合うリール。
ダイワ『クレスト2004』をオススメしたい。
※現在はモデルチェンジでLT2000Sとなってます
オススメする理由
使い慣れてるダイワのリールの中で安いリールで最低限の機能を条件に調べてみたら『クレスト2004』。
これに行き着いた。
2000番台はライトゲームに使用することが主になります。
機能はデジギアⅡやクロスラップ・ツイストバスターII、ABSⅡなど上位機種に搭載される機能が装備されてます。
機能説明
■新型ボディ&アルミマシンカットハンドル
軽量で剛性に優れた新型ボディに安定した巻き上げ感をもたらす高剛性アルミマシンカットハンドルを搭載。インフィニットストッパーとの相乗効果でガタツキのないシルキーな回転を実現。
■ABS II
ラインがトラブル無く放出されて、飛距離が伸びるスプール構造。大口径で巻き取り面を逆テーパーにすることで、スプール前方のラインが押し出されにくくなり、バックラッシュを始めとしたライントラブルが激減。大口径スプールは巻き取りスピードとドラグ性能の向上にも寄与。ABS IIはスプールリング形状を見直し、キャスト時の抵抗を軽減。より遠投性能が高まっている。
■クロスラップ
巻き糸角度の大きい綾巻き方式を採用することで、スプール巻糸部へのラインの食い込みや糸のズレを防ぐためにクロスして巻き取る方式。特に細糸やPEラインを使用した場合にライントラブルの減少が顕著であり、同時に心地よい飛びを実現。
■デジギヤII
ダイワ独自のデジタル設計技術「デジギヤ」がさらに進化。デジタル解析によって導き出された理想的な歯面を実現するために、超高精度マシンカット技術を採用し、鍛造ギヤーの数倍以上の歯面精度を実現。ドライブギヤーに特殊ラッピング加工を施し、ピニオンギヤーとドライブギヤーの最適バランスを取ることで耐久性が向上している。出典:ダイワHPより
平均価格4500円前後とメーカリールとしては安いリールなのですが十分な機能となってます。
私が感じているライントラブルはキャスト時に多い感じ。
嫁様のマイナー格安リールでのライントラブルを見ているとどうもラインがスプールからまとまって出てしまう事が多い。
そして巻き取る時に糸よれでキレイに巻き取られず団子になってしまう。
この繰り返し。
風で煽られると最悪。
糸よれは回転しながら巻き取るスピニングリールではどうしても避けて通れない所。
一番の原因はテンションが掛からない状態でラインを巻くと団子になってしまいます。
特に巻き癖が付き易いナイロンラインの時は気を付けたい事。
PEラインは巻き癖が付きにくいとは言うもののどうしても同じようになってしまいます。
キャストをした後にテンションを掛けながら巻き取るのが一番良い方法。
しかしシャクる度に巻き取るフケ糸に手を当ててテンションをかけるのも無理な話し。
なので少しでも機能でカバーできるリールが必要かなと。
そこでダイワのスピニングリール(汎用)で全体的に機能を見比べて見ると『クレスト』より下は機能が格段に下がる。
ここが私的には境界線かな・・・。
ではワンランク下の機種『ジョイナス』と比較して行きましょう。
スプールサイズ
まずは『ジョイナス』ではスプールサイズの『2004』が無くなります。
『2004』サイズとは何か
リール本体のサイズは2000番と同じ。
これはスプールのラインを巻いてる部分(溝と言います)の違い。
認識としてはPEライン用のスプールと言うと分かり易い。
例えば
・『2000』だとすれば深溝スプール。
・『2004』だと浅溝スプール。
これはダイワでの表示になります。
※シマノだと数字の最後に『s』が付けばシャロースプール(浅溝スプール)と言う事になるみたいです
主にライトゲーム用のルアーにある番手です。
2000番台がライトゲーム用と言う事でしょう。
溝が浅いから必要以上のPEライン量を巻く必要がないのと余分な下巻の手間が省けます。
ライン号数によってはどちらにしても下巻きが必要になる事もあります。
その下巻量も少なくて済む。
巻けるラインの長さ
『2004』だと
PE(号-m)0.3-150・0.4-120
ナイロン(lb.-m)3-140・4-100
が巻けます。
ライトゲームには十分です。
参考までにライトゲーム以外には『2500』がオススメ。
『2500』だと
PE(号-m)1.5-200・2-150
ナイロン(lb.-m)8-200・12-150
しかし、今回は使い回すのであえて『2004』。
ベアリングボールとローラー
『クレスト』では
ベアリングボールは4個。
ローラー1個。
となります。
このベアリングボールとローラーとは回転部分の抵抗を減らすためのパーツ。
多いほど巻き心地が軽くなるもの。
ワンランク下の『ジョイナス』では
ベアリングボールは1個。
ローラー無し。
この時点で巻き心地が違ってきますね。
この『ローラー』と言うパーツ。
ベールの端にあるラインが通る部分。
これが回転をして巻き取りがスムーズになります。
特にラインに負荷が掛かると巻き取り時にかなりの本領を発揮してくれます。
なので有ると無いとでは大違い。
これが『ジョイナス』にはありません。
そしてベアリングボールと言う物。
本体の回転部分にあります。
通常はベアリングボールの数に比例して価格が高くなって行きます。
要は当然ながら値段が高くなるほどベアリングボール数は多くなり巻き心地は良くなって行くと言う事です。
何とベアリングボール数は『クレスト』より3つ上の上位機種『フリームス』(定価15800円)まで同じなんです。
(上位機種順で行くと『クレスト』→『レブロス』→『クレスト』→『フリームス』の順に値段が高くなります)
これはお得感満載。
ちなみにダイワ最上機種の『イグジスト』(定価67500円)では。
ベアリングボールは12個。
ローラー1個。
と単純に三倍の巻き心地。
想像できない・・・さぞかし巻き心地最高なんでしょうね💧
一説には ベアリングボールの数はそんなに影響しないと言う意見もあるみたいですが有るに越したことはない。
これらの事を考慮するとやはり最低ラインでもオススメは『クレスト』です。
値段も安いしワンランク落とすと機能が格段に下がる。
しかし、いくら安い『クレスト』でも釣りに合わせて何台も所持するのはそれこそお金が勿体ない。
しかも前回オススメした2本のロッドではリール1つだとPEラインのサイズにより巻き替える必要が出て来る。
スプールサイズではライトゲーム用に『2004』。
それ以外の釣りにはPEラインの号数や巻き糸量を考えると深溝スプールの『2000』が必要。
オススメしたい購入方法
それは《スプール》を予備に購入する。
この《スプール》釣りに合わせて入れ換える。
『クレスト』のスプールは1500円で購入出来ます。
オススメは『2004』又は『2000』を買って別にスプールを購入する事。
・『2004』を買ったら『2000』のスプールを1個購入
・『2000』を買ったら『2004』のスプールを1個購入
と言う感じです。
どちらでも構いません。
『2000』も『2004』も本体は同じです。
スプールの溝の深さの違いだけ。
なので本体だけ使い回す。
間違っても『2004』の本体に『2500』のスプールを買ってはいけません。
ショップの店員さんにも聞きましたが本体とのサイズが合わないそうです。
購入後の使い方
今回のリール購入で 私は『クレスト2004』を購入しました。
それと同時に『2000』 のスプールも購入。
『2004』のスプールには0.6号のPEラインを。
これはファーストキャスト FCS-T682AJI 用に。
(ライトゲーム用のロッド)
『2000』のスプールには1.2号のPEラインを巻きました。
これはファーストキャスト FCS-862ML用に。
(ライトゲーム以外用のロッド)
これで1台あれば十分使えると思います。
『クレスト2004』ご紹介
購入した『クレスト2004』
全体はこんな感じです。
ハンドル部分はこんな感じです。
スプールはというと。
『2004』 浅溝スプールです。
こちらは
『2000』深溝スプールです。
ラインの巻き始めに引っ掛り易い様に溝が入ってます。
『2004』 浅溝スプールにPE0.6号を巻いてみました。
良い感じですね。
まとめ
先を見据えて長く使う入門用なら釣り具一流メーカーの格安リールの中でも『クレスト』が最適かと思います。
私が購入した流れを復唱します。
先ずは『クレスト2004』を購入。
※現在はモデルチェンジでLT2000Sとなってます
別に『2000』のスプールを1つ購入。
『2004』のスプールには0.6号のPEラインを。
これはファーストキャスト FCS-T682AJI を使う時用。
(ライトゲーム)
『2000』のスプールには1.2号のPEラインを。
これはファーストキャスト FCS-862MLを使う時用。
(ライトゲーム以外)
こんな便利な入門セットもあります。
メジャークラフト ファーストキャスト FCS-T682AJI+ダイワ 16 クレスト 2004【メバル・アジング入門セット】
[rakuten:bass-infinity:10258387:detail]
これで安く最低限の装備で防波堤からの釣りを幅広く補えると思います。
是非にオススメロッドとワンセットで使って頂きたい。
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