
リールと言うのはしっかりとメンテナンスしていると長く使える物です。
それでも長く使っているとどうしても不具合部分は出て来てしまいます。
そんな時皆さんはどうしますか?
やはり長年使っているから仕方が無いと新しい物に買い替えるのでしょうか。
それはそれで良いと思います。
新しく買い替えると気持ちも新たになりますし最新のものは以前の物より進化も遂げていますからね。
私の場合は愛着がありますので出来る限り使いたい。
そのリールの癖も分かっておりますので使い慣れているんですよね。
なので『もう無理』ってなるまで使いたい方なんです。
【リールは自分で修理できるのか】
メジャーメーカーであれば部品在庫がある限り修理に出して直す事が出来ます。
そしてリールのパーツや部品も取り寄せる事が出来ます。
なので修理に出さずに自分で修理する事は可能なんですよ。
その方が修理代は部品代のみになりますから工賃等は発生しませんしメーカーに送る送料もかかりませんのでかなり安く直す事が出来ます。
只、素人は触らない方がいい部位もありますのでそこの所は釣り具屋さんとご相談してみるといいです。
以前にも自分で修理した事があります。
過去記事にありますのでご興味のある方はご覧になって下さい。
こちらです
この時のリールはクレストでベールを動かすスプリングが折れていての修理となりました。
スプリングを取り寄せて費用は216円。
自分で直しましたので掛かった費用はこれだけ。
メーカーに出すとこれでは済みませんね。
【不具合部位】
今回のリールは『ダイワ 15レブロス2004』

2015年発売のリールになります。
と言いましても購入したのは2017年になりますので8年使っている事になりますね。
今回の不具合部位はハンドルの取っ手部分でノブと呼ばれる物です。

見てお分かり頂けると思いますが取っ手のプラスチックがひび割れてしまったんです。
こうなる少し前からノブにベタ付きが出ていてその内にこの様にひびが入ってしまいました。
ベタ付きは使う度に薬品等で拭いてベタ付きを拭い去って使ってたのですがさすがにひび割れてしまうと交換せざえれないかなと。
ひび割れはプラスチックの劣化でしょうね。
不具合と言うより消耗といった方が合ってますよね。
このノブのベタ付きですが実は他のリールにも出ております。
『ダイワ 14エクセラー2500』

2014年発売のリールですが購入したのはクレストと同じ2017年。
なので8年使っております。
エクセラー自体は既に廃版になっており現在はありません。

テカりが出ているのが分かりますでしょうか。
ヌルっとしたベタ付きなんですよ。
このまま放っておくと白く粉吹きます。
どんな洗剤や薬品で拭いても暫く経つとベタ付きが又出てしまう。
まだひび割れは出てないのですが使っていて指ざわりが気持ち悪いのでこの際クレストと一緒に交換してみようかと。
ちなみのこの二つのハンドルに共通して言える事はノブにポリウレタンっぽい物のコーティングがされている所なんです。
滑り止めの為の処理だと思いますがこれが年月が経つにつれて酸素や水分等に反応して徐々に加水分解されてベタ付きが出ているのだと思います。
こればかりは防ぎようがなんですよね。
こうなるのが嫌ならカチカチのプラスチックノブが付いているリールを選んで買うしかありません。
【先ずやる事】
この項目は別に自分で調べなくても直接釣り具屋に持ち込んで相談した方が早いと思います。
今回は私がやった流れをご紹介します。
先ずは欲しい部位のパーツがあるのかと言う事。
ダイワは『ダイワパーツ検索』というのがあります。
こちらをクリックするとTOPに飛びます。
ここのカテゴリーで『スピニングリール』を選びお目当てのリールをクリック。
私の場合は『15レブロス2004』です。
『Web展開図を見る』をクリックするとここにパーツ番号と価格が出ております。

この様な感じでバーツ番号がわかります。
ワッシャーやビス1個から交換可能なんですよね。
これがメジャーメーカーの強みでは無いでしょうかねぇ。
私の場合は2004番ハンドルなので右下の枠の中の左になります。
1003・2000・2004・2004H のハンドルは同一となるみたいですがここを見る限りではハンドル全般でノブだけのパーツと言うのがありません。
価格表を見ても『ノブ』と言うパーツの表記がありません
となると最悪の場合はハンドルごと取り替える必要があります。
ちなみにこのパーツ検索は各メーカーであります。
一部ですがご参考までに
シマノはこちら
パーツ価格表・取扱説明書 | シマノカスタマーセンター | SHIMANO
メジャークラフトはこちら
パーツ価格一覧 | メジャークラフト|Major Craft Web
【釣り具屋でご相談】
釣り具屋に実際にリールを持って行って来ました。
店員さんも先ず調べたのは『ダイワパーツ検索システム』でした。
ここでもやはりノブの確認が取れなかったので辞書みたいな分厚いダイワのパーツ一覧の本を取り出しました。
これでもやはり確認が取れない。
最後の手段で店員さんが『キャップを外してもいいですか?』と。
当然に好きなだけホジって下さい。
店員さんが言うにはハンドルキャップが取れるかどうからしい。

このシルバーの部品です。
ほじくっても取れないので周りを割ってみたのですが取れる様子が全くない。
どうもはめ込み式みたいです。
要はハンドルとノブ一体型と言う事。
取り換え可能な場合はキャップが取れて中にビスがあるらしい。
試しに『レガリスLT2000S』のキャップを取ってみました。
※店員さんが『レガリスLT2000S』は取り換え可能と言っていたので

ビスがありましたね。
これが無いとノブだけの交換は無理みたいです。
『ダイワ 14エクセラー2500』も調べて貰いましたがはめ込み式みたいです。
残念ながらレブロスもエクセラーもハンドルごと交換と言う事に。
と言うよりエクセラーの内部部品は廃版になってもまだあるんだ。
有難いねぇ。
【アクシデント発生】
レブロスとエクセラーのハンドルを注文となったのですがここで思いもよらない事に。
何と『ダイワ 14エクセラー2500』のハンドル・・・
生産終了‼
ハンドルを含めて数種類のパーツは生産終了となってました。
残っている殆どの細かな内部部品は他のリールなどにも使っている部品かと思います。
なので残っているのではないでしょうかねぇ。
まじかぁ・・・
店員さん曰く『10年以上前のリールですからねぇ・・・』
しゃー無しやなぁ。
リールが回ればハンドルは何でも良いんだけど・・・とつぶやくと
『互換性のあるハンドルが有るかダイワに確認してみます』
『合うハンドルは有ると思うんですよね』
と有難いお言葉。
お任せしますっ‼

と言う事でご注文&確認連絡の注文書。
【エクセラーの結果は?】
その後に連絡が来ました。
なんと『17エクセラー2500』のハンドルが互換性があるとの事。
なので当然に取り寄せて貰いました。
ちなみに『17エクセラー2500』の『ダイワパーツ検索』でハンドル部分を調べてみたのですがハンドルノブの項目があるんですよ。
と言う事は『14エクセラー2500』はノブ交換は出来ないが『17エクセラー2500』は出来ると言う事ですよね。
とにかく使えるハンドルがあって良かった。
【まとめ】

無事に2つのハンドルが届きました。
これで又数年は使えるのではないかと思います。
この様に不具合場所が自分で確認出ればその部分のパーツや部品は取り寄せる事が出来ます。
部位に寄っては数百円で復活出来るんですよ。
恐らく殆どの内部部品だと数百円だと思います。
仮に今回のノブが交換可能だったら数百円で済んだと思います。
残念ながらハンドルの交換になりましたが掛かった費用は
15レブロス2004 ハンドル・・・2200円
14エクセラー2500 ハンドル(17エクセラー2500ハンドル)・・・3300円
となります。
単価的にみると結構掛かるなと思いますが同じリールを買い替える事を考えるとかなり格安で復活出来るんですよね。
なのでリールに愛着があるのであればこの様に部品を取り換えながら使い続ける事は可能なんです。
ご参考になれば幸いです。
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