少しずつ気温も上がって来て一時期に比べると日中の寒さも和らいで来ておりますがファミリーフィッシングのシーズン突入にはまだまだ先のこの時期です。
しかし、そろそろ釣りに行かないとストレスが溜り始めてはいませんか?
かと言って、釣りに行ったもののシーズンオフの防波堤での釣りでは魚種も少なく、更に日中でも水温がまだまだ低くて魚の活性も悪く、サビキで坊主ばかりもこれまたストレスが溜まります。
ファミリーフィッシングとしてはどうかと思いますが この時期の防波堤で出来る釣りと言えば狙いはグレかチヌ。
やりとりが大変楽しい魚ですね。
特に尾長グレの引きは格別ですし、寒グレは食べても美味しい。
私も20年前にはハマりまくった魚種です。
しかし、餌代がちょっとかかり過ぎてしまう。
昔は釣る為には餌代は惜しまないっ‼
のスタンスでしたが今では嫁様から貰う毎月の雀の涙程度のお小遣いの中からの捻出の為に一回の釣行で、付け餌代+コマセ代+仕掛け代に何千円も使うのは非常に厳しい。 (でも本音では久し振りにやってはみたい)
んじゃこの時期のカレイはどう?
確かに餌代は青イソメで済むし仕掛けもそんなに高くはないですが、私の性格上投げて当たりがあるまで寒空の中、延々とじっと我慢と言うのはとても辛い。(しかも必ず釣れる訳じゃない)
それに投げ竿がないのでそれも購入しなければならないし。
ではでは、メバルは?
良型を釣るならやはり極寒の中夜釣りになってしまう。
日中で釣るにはやはりエビ撒き釣り。
ファミリーでエビ撒き・・・・・・・💧
一回の釣りで私のお小遣いが破綻します💦
とまぁ、私的事情でワガママ言っております。
釣りたいクセに贅沢言ってんじゃないよっ‼と自分でも思います・・・。
しかしっ‼
私の目指す所はお財布に優しく(お小遣いだから)体にも優しい(もう若くないし)釣りなのです。
そして家族で楽しめるファミリーフィッシング。
ご理解の程宜しくお願い致します。
で思うに、この時期に日中で上記の他に釣れる魚となるとガシラです。
ガシラと言えば手っ取り早くテトラでの穴釣りが一番だと思います。
一番釣れる時間帯はやはり夜ですがこの時期の他の魚に比べたら日中でもボトムまでピンポイントに落とせば夜程じゃないにしても釣れると思います。これしか無いでしょ。
私は最近ハマり気味です。
と言う訳で前置きが長くなりましたが今回は『穴釣り』についてリサーチしてみました。
穴釣り
穴釣りとは、テトラポットや磯場や防波堤などに存在する隙間に餌を落とし込み釣る方法。
要は穴に見える隙間の事を『穴』と表現しています。
穴の中に狙った魚がいれば高い確率で釣り上げることができ、季節・時期関係なく釣る事が出来ます。
コツは仕掛けを途中で引っ掛かる事なく底まで落とす事。
釣れる魚
主な対象魚としては、
ガシラ(カサゴ)
アイナメ
ハゼ
ソイ
など根魚と呼ばれる魚が対象となります。
※外道として背ビレなどに毒を持っているハオコゼやゴンズイなどが釣れてしまうこともあるので見慣れない魚が釣れたらメゴチバサミなどを使い素手で触らないように注意して下さい
テトラポット(テトラ)
一番のオススメのポイントは、防波堤の壁とテトラポットとの境目です。
テトラポットは前後左右上下と入り組んで積まれてます。
そのテトラポットの隙間を狙って仕掛けを底まで落として釣るのですが大抵は途中のテトラポッドにぶつかって底までは中々落ちない事が多いです。
しかし防波堤との境目だとテトラポット同士のかみ合わせが上下・左右・前だけで後は無いので底まで落ちる穴(隙間)が多いのです。
しかも足場の良い平らな防波堤の上からテトラに向けて釣りができるのでお子様連れのファミリーフィッシングには最適と言えます。
但し、狭い防波堤は通路として人の往来がありますので荷物等で邪魔にならないように配慮して下さい。
※お子様にはライフジャケットを必ず着用させて下さい
又、防波堤とテトラポットの間は波の終着点ですのでテトラポットによる引っ掛かりなどでゴミが溜まり易いという事があり、更に場所によっては波が打ち寄せておらず海水が全くない場合もあります。
その時は海水がありゴミ溜まりが無く底まで仕掛けを落とせるポイントを探す必要があります。
更に釣果を上げたいのならばテトラポット同士の穴を探り歩いた方が良い場合もあります。
只、テトラポットの上ではとても足場が悪いので移動には気を付けて下さい。
【先に釣られてない穴を狙おう】
基本はこのようなテトラポットの隙間。
根魚はそのポイントに根付いている魚ですので、先に釣られるとそのポイントにはしばらくは魚がいなくなります。
見極め方はその穴で5分程やってみて当たりがなかったら別の穴に移動した方がいいです。
この様に場所を見極めながらテンポよく移動すると数を釣ることが可能です。
誰も攻めていないような穴には大型が潜んでいる場合が多いので頑張って穴場を見つけてみましょう。
【奥まで入れるのがコツ】
仕掛けを穴に落として着底したと思っても、仕掛けを上下させるとさらに奥まで落ちていく場合が多い。これは、テトラポットなどは複雑に組み上げられているため穴の中にさらに穴があるためです。当然、魚はその穴の奥に潜んでいる可能性が高いので何度も上下させてより深く仕掛けを落とすようにしてみましょう。
当たりがない場合もすぐに諦めず同じ動作をして下さい。
(但し根掛かりの確率は断然高くなる)
【根掛かりしたら】
無理して引き上げずラインを緩めてもう一度ブラクリを下に落とし直すイメージで竿先を数回上下に振動させると以外に外れます。
又、ガシラは釣られまいと両ヒレを広げて踏ん張りますので根掛かりと勘違いをする事もしばしばあります。
タックル
竿
竿はテトラ釣り用、もしくは防波堤釣り用がいいです。
お薦めの長さは1m前後位がいいです。
穴釣りは足下に落としますので長いと非常に扱い辛いです。
又、落とし込みの基本ガシラ狙いになりますので繊細な当たりが取れる竿は必要ありませ。
リールとセットで売っいるリーズナブルな竿で十分ですが竿全体が柔らか過ぎると根掛かりの時に取れ辛くなるのと竿先がオモリの重さと波で泳いでしまって扱い辛いです。
程好い固さの竿を選んで下さい。
リール
小型のスピニングリール又はベイトリール(両軸リール)どちらでも構いません。
ワゴンセールのリールで十分です。
仕掛け
ブラクリ
穴釣りの王道、代表格。
根魚を狙うのに大変合理的に作られてます。
オモリの形も『ソロバン型』『丸型』『貝型』とさまざま。
オーソドックスは『ソロバン型』です。
重さも数種類ありますが穴釣りでは根掛かりを考えると2号3号がちょうどいいかと思います。
初心者の方にはオススメの仕掛けです。
このブラクリは手作りも出来ます。
根掛りが多い穴釣りにはかなりリーズナブルに作る事が出来ますので是非に手作りブラクリで挑戦して頂きたいもの。
《作り方はこちらの記事で》
中通しオモリ仕掛け
この仕掛けは使い勝手の良さから穴釣りの他に『ちょい投げ』や『ズル引き』などさまざまな釣り方に使われてます。
専用仕掛けとして売ってるのではなく、自分で作る事になりますのでお好みの針やオモリで作る事が出来ます。
中通しオモリに通した道糸にサルカンを付けてハリス付針を付けるだけの代物。
※ハリスは長くすると根掛りし易くなりますので短くして下さい(1.5㎝~5㎝位)
仕掛けは見た目はブラクリと非常に似ており経費も安くて簡単に作る事が出来ます。
只、オモリが固定されてませんのでブラクリに比べると根掛かりはし易くなります。
メリットは仕掛けが代が安くつくと言うところです。
《作り方はこちらの記事で》
胴突き仕掛け
普通は通常の釣りの仕掛けですが穴釣りに使えない事はないです。
仕掛け自体が長く針が2~3本着いておりそれぞれの針に違った餌を着ける事が出来、しかもボトムから上層部までをカバーする事が出来ます。
又、オモリの位置はブラクリや中通しオモリ仕掛けとは違い、仕掛けの一番下にナスオモリを着けます。
波があると大変根掛かりのし易いので出来れば 使う穴は波のないような所、穏やかな所の深い穴で使う方がいいです。
ささめ針(SASAME) D-305 メバル・カサゴ3セット 7-0.8
- 出版社/メーカー: ささめ針(SASAME)
- 発売日: 2014/03/18
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
この仕掛けは針が多い分根掛りの確率も多くなります。
市販品はお値段も意外にする物。
これも自作が出来ます。
思っている以上に簡単に作る事が出来ますので是非に挑戦して頂きたい。
《作り方はこちらにの事で》
餌
良く使われるエサは青イソメ・イシゴカ・イシラサエビ・オキアミ。
ガシラは雑食性で何にでも反応しますのでサンマやサバの切り身・キビナゴなどの小魚でも狙えます。
切り身などはキラキラした皮の表面と身から滲み出る青魚独特の匂いがいいみたいです。
他には餌持ちのいいイカの短冊でも釣る事が出来ます。
只、時期や魚の活性により餌によっては釣果の差は出てきます。
ライトゲーム用の仕掛け
以外にも釣果があるのがルアー釣で使うワーム。
ライトゲーム用のワームを使うのも状況により良いです。
これはメバルやアジなどを狙うライトゲーム用の仕掛け。
底に落とせばガシラも狙えます。
これはジグヘッドと言う物に小さいワームを付けます。
ジグヘッドの重さは1g前後。
画像のワームは『漁港ワームアンダーインチ・アジSP 神バナナ』です。
ガシラの大好物のワームです。
これを穴に落とし込んでチョンチョンと上下に動きを入れてるだけです。
テトラポットでの注意
何にしても第一は滑りやすいという事です。
滑るのを防ぐにはやっぱり滑りにくい靴底の靴を履く事です。
服は体全体が動きやすい服装。
ジーパンなどは伸縮性があまりないので移動の妨げとなります。
イメージ的には運動をする時の服装が最適です。
テトラでは波で濡れた所や濡れた海苔等の付着物、撒き餌の残骸があると大変滑り易いので注意してください。
又、海際は波が来れば被る事もありますのでその様な所へは乗り移らないようにしましょう。
移動する時の荷物は必要最小限にして両手が塞がらないようにし無理な移動は避けましょう。
特にテトラでの単独釣行では必ずライフジャケットを着用しましょう
✳滑って頭を打ち気を失ったら最悪ですので出来れば周りに人が居ない時などの単独行、特に夜釣りは避けたい所です
テトラポットで滑らない為に
最初に言っておきますが、テトラで濡れた所、雨天時、藻が付着してる所、貝が付着してる所は何を履いても滑ります。
絶対にのらないで下さい。
滑らない靴は何が違うのかですが、ソールです。(靴裏)
滑らない素材のソールの靴を履けば当然滑らないのです。
一般靴メーカーから出てる運動靴やジョギングシューズは移動などの運動性には大変優れてますが以外と滑ります。
最近よく見掛ける『雨の日も滑らない靴』と言うのもありますが、それはマンホールなどがある一般道の話し。ビルの大理石の床の上での話し。
テトラにそんな物はありません。
大手釣具メーカーから出てる滑り止めの靴は数種類でてますがスパイクタイプが多いです。
間違ってもテトラ用に買ってはいけません。
コンクリートで出来てる表面滑らかなテトラにスパイクは食い込みませんから返って滑り易くなります。飛び出ているスパイクの部分しか接地面積がなくなるからです。
この靴は凸凹している磯場用です。
磯場なら向かうところ敵無しです。
★【どんな靴底がいいのか】
知合いが履いてるのですが以外にも釣りとは関係のない靴。
ホームセンターなどに売ってる防水タイプの地下足袋が濡れても染み込む事もなく、滑らなくて足裏の感度も良く、しかもリーズナブルでオススメだそうです。
確かに鳶職の方が高所などで履いてるのを考えると納得出来ますね。
しかし、釣場ではちょっと見た目が・・・。
女性が地下足袋と言うのはねぇ。
★《私のオススメはこちら》
【BREADEN オカッパリスニーカー】
兵庫西脇市にある釣具メーカーの『ブリーデン』から出している陸っぱり(陸での釣り)専用の靴。
大変滑りにくい素材(ハイパーVソール)の靴底を使用。
何と言ってもデザインがオシャレ。
グリップ性能、耐滑性は優れたハイパーVソール。この性能はゴムなどの配合、底意匠などの相乗効果によるもので、耐摩耗性にも優れています。
ハイパーVソールとは
『日進ゴム株式会社』が特許をとっております。
ハイパーVソールの3大特徴
滑りにくさ従来の2.5倍 | |
すり減りにくい外底 | |
静摩擦から動摩擦への移行がスムーズで転倒しにくい |
この時期の釣りは寒さもありますが、なかなかに釣果が望めませんのでどうしても足が遠のいてしまいがちですが、穴釣りと言うのはやってみると意外と奥深くストレスとなる坊主はありません。
只、釣り場がテトラポットと言う大変危険ゾーンでの釣行になりますので万全の態勢で臨んで頂きたいと思います。
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