私は20年程前は関東にてグレ釣りにはまってました。
と、言いましても磯場に渡船で渡る訳ではなく、防波堤やテトラや道路脇の小さな磯場での釣行です。
使う竿と言えば『磯竿』。
この竿は長さがあり穂先が非常に細い。
なので穂先を魚の引きから守る為に多くの細かなガイドが通ってます。
仕掛けを作る時は当然ながら道糸をリールから穂先に向けてこの細かなガイドに通していく訳ですが、この作業が以外と大変。
磯竿でなくてもガイドの道糸通しってすんなりと通らず面倒臭く感じませんか?
しかし、この作業を楽にする事が出来ます。
竿を購入すると大抵はトップカバーが付いてますよね。
大まかに分けてこの二種類がメジャーかと。
値段や竿の種類によってさまざまなサイズのトップカバーがありますが、何の為にあるのかは言わずと知れた穂先を守る為です。
その中で透明の容器で中心にオレンジ色のプラスチックの細い棒が付いてるやつ。
このタイプのトップカバーは主に富士工業やタカ産業と言うメーカーが作ってるみたいです。(種類により付いてない物もありますしオレンジ色じゃないのもあります)
このトップカバーは磯竿などガイドが多い竿に付いていますが単品としての購入も可能です。
✳サイズがありますので竿に合ったサイズを購入して下さい
富士工業(FUJI KOGYO) トップカバー IDTC 18
- 出版社/メーカー: 富士工業(FUJI KOGYO)
- 発売日: 2014/03/19
- メディア: スポーツ用品
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使い方はトップカバーを被せる時にオレンジ色の細い棒を全部のガイドに通してから下に付いてるゴムのストッパーで竿に止めます。
竿をしまう時や竿に仕掛けを自宅でセッティングして釣場まで移動する時にも穂先を守る為に付ける訳ですが、ここまでは大抵の方はご存知だと思います。
以外と知らないのがこのオレンジ色のプラスチックの細い棒の意外な使い方。
何の為に付いてるのか。
カバーの中でガイドがカチャカチャと動かないようにと思っていませんか?
私は初めて磯竿を購入した時はその様に思いました。
しかし、疑問だったのが棒の穴。
よく見ると棒の下に穴が開いてませんか?
この穴がかなりの優れものなんです。
磯竿などはガイドの数が多く穂先に近づくにつれてガイドも穴の径も小さくなります。
その小さくなっていくガイドに道糸を通す訳ですが、この作業って以外と大変。
道糸がスプールの型に癖付いてるので先が丸まりすんなりとガイドを通ってくれない。
時間をかけやっと道糸を通し終わり、次に仕掛けを取り付けようとした時に1つ2つのガイドに道糸が通っておらず、ガイド通しをもう一度やり直す羽目になる事もよくあります。
✳夜釣りの時や老眼が入るとなかなかに道糸が通らずストレスの元
そこで、この棒の先の穴が大活躍します。
使い方
ガイドに棒が通っている状態で穴に道糸を通します。
そのままトップカバーを抜き取ります。
道糸がガイド全てに通ってます。
この為の穴だったんです。
身近な所に便利機能ってあるものです。
これを知ってからはガイドの道糸通しが大変楽になりました。
このように大変便利な機能がありますので大いに使い方こなして頂きたいと思います。
ちなみにトップカバーと言う物。
穂先を守る為に必要な物です。
去年の釣行後の後片付けの時に急いでたので、磯竿にトップカバーを付けずにロッドケースにしまった所、自宅に帰ると穂先数cmの所で折れてる事がありました。
ロッドケースに入れてるから安心してたのですが、油断は禁物です。
それ以来いかなる場合でもちゃんと付ける様になりました。
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